私にはまだ子供はいません。でも私に子供が産まれたら是非みせてあげたい作品です。 この作品がDVDになって本当に良かった、出逢えてよかった…
ギャグから戦闘シーンまで、その徹底したハイテンションぶりが人気だった前作『赤ずきんチャチャ』の反動からか、
シリアスな作風が放送当時は今ひとつ受け入れられなかった感のある本作ですが、『命』をテーマとした丁寧な作品になっています。
この第6巻には特に
サブキャラメインにも関わらず高い完成度で人気の高い31話、
ナースエンジェル『最後の運命』の内容があまりに強烈な34〜35話(最終話)と、名エピソード満載。
特に34話ラストでのカノンの台詞、
それを聞かされたりりかが35話序盤でひとり呟いた言葉は、シンプルかつ壮絶。
そして、かの『セーラームーン(1年目&3年目)』にも負けない衝撃のラストシーンは必見です。
単巻リリースされるこの機会に、是非ご覧ください。
この作品も実は歌から入った。
エンディングテーマの「今は最後にあなたからもらった言葉つらぬいて」というフレーズが何となく頭を離れなくて気になっていた作品。
絵柄とタイトルは明らかに小さな子ども向けなんだけど、一体どんなストーリーなのか。
ここを読む人はタイムリーに見ていた方が多いだろうから内容は省くが、このVol5はお得です。
何がって、ちょうどオープニングとエンディングが切り替わるところだからで、テーマソング4曲が聴けるのは多分これだけ。
私はやはり後半のエンディク「笑顔を忘れない」が好みだが、
天下の(私はファンじゃないけど)小室哲哉作曲のオープニングを最後まで使わなかったのって、
それは物語が大きく流れを変えていくところだっていうのもあっただろうけど…、いろいろ妄想すると楽しい。
音楽だけならCDでいいじゃんという方、それは違います。
26話のブロスにのっとられたカノンと戦う場面の星夜とデューイのやりとりが最高。
「作戦は?」「ない」これが2回あった後だから、3回目の星夜の「作戦は?」に対するデューイの提案が生きてくる。
子どもの自殺が相次いだころに、それを憂えた秋元康氏が世に放った作品だと聞く。
そう思って見ると「愛と正義」というこっ恥ずかしいセリフも歌詞も別の意味を持って響いてくる。
「強く強く戦う(いきる)ことのつらさ 心決めたから振り向かない」
うん、いいね。
|