「我々の祖先は両親と善意を発揮した・・質素で勤勉だった昔の人々は我々よりずっと良心的だった。そのことに自信と誇りを持って、嘘を見分ける判断に取り組んで下さい」と筆者はまず「はじめに」に書いておられます。筆者の知識は非常によく勉強されていて、左翼作家への論破など、大変勉強になる本です。こういう本はきっと”日本が悪い”と信じ込んでいる左翼連中は嫌うのでしょう。多くの日本人がこの本を読んで、戦後日本は日本人の人の良さに付け込んで如何に嘘が多くまき散らかされ、日本の良きところを隠されてきたかを理解して、本当の真実を知るべきです。
10年に及ぶ取材が切り開くバターン死の行進に至るまでとその実情、そして後日談。日本軍=悪なんて観点ではなくて、アメリカ、日本、フィリピンそれぞれの視点から描いている。日本軍の士官たちも残酷な命令を次々出すし、米軍も日本人への仕返しをしたくて仕方ない・・そんな暴力の連鎖。不衛生な環境でバタバタ死んでいく米兵・・他の戦記物を読みたくなるような傑作。
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