藤田和子先生の作品は大好きで、大満足の作品です。 発売日から何度読み返した事でしょう。 美しい絵なので、特殊な力を持つキャラクターたちのセクシーな事! ドキドキしてしまうほど魅力的でした。 話の内容も兄、弟、妹と3人同時進行で楽しめました。 装丁も美しい・・・。
お岩さん、お菊さんよりも彼女達を怨霊にしてしまった“生きた”人間達の私利私欲にまみれた姿のほうが恐怖を感じました。
修羅雪姫は両親の怨念を背負った宿命の女性でした。 正編で、本望は遂げられましたが、生死の確認ができないほど自らも傷つきました。 その修羅雪姫が生きていたことに少しびっくりです。 続編では、テロリストとして警察に追われていた修羅雪姫が巻き込まれた事件、といった展開になります。 修羅雪姫がメインの物語というよりスピンオフのような印象がします。 そのせいか、あの雪降シーンのような印象的な場面が少なかったように感じます。 ヒット作の続編は難しいですね。 出演者は豪華で、伊丹十三さん、原田芳雄さん、岸田森さんという個性的な顔ぶれです。
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