1、2とは微妙にシステムをチェンジしてお色気アップさせたラングリッサー''3。 隊列の形を変える事により、相手の先の移動を読む必要が出ました。 コレがハマればツボに入り最高の作品です。'4からはもとのシステムに戻ったので イマイチ3のシステムは不評だったのだろうと思いますが、私はこのシステムが好きでした。
元々音楽とシナリオは多くのファンに愛されている作品ですので、当然'3も高い水準の作品です。 プレイするなら話の流れから'1と'2(デアでOK)をプレイ推奨。'3はPS2にも移植されていますが、 サターン版のプレイを推奨します。定期的に何回でもやりたくなる魅力あるソフトです。
PS2版のこのゲームは、単独のシミュレーションRPGとして見るなら そこそこまともに遊べるレベルには仕上がっている。 今までに旧機種版のラングIIIを遊んだ事がないプレイヤー、あるいは 旧機種版をかじり程度にやっただけであるなら シミュレーションRPGとしては割と楽しめる方なのではないか。 旧機種から変更された幾つかの仕様を見てみるに、移植スタッフは恐らく ラングリッサーIIIだけはそれなりにプレイしてはいるが それ以外の、I、II、IV、Vはプレイしていないような印象を受けた。 「そうと割り切れば問題ないが、仕様の変更により シリーズのお約束から外れた部分はある」からだ。 またそれ以外にも多々変更された箇所があるため、 旧機種版のこのゲームを相当やり込んでいて、細部まで記憶しており かなりの思い入れを持っているユーザーは恐らく反感を抱くだろう。 その点が作品を評価する上でのマイナスになってもおかしくはない。 ゲームが途中でフリーズしたり先に進めなくなるようなバグはなく CPUの思考時間や作戦終了後の移動時間は非常に短くなっている。 しかるにこのゲーム、旧機種版の未経験者か それ程思い入れがなかった経験者にはそこそこオススメ出来るが 旧機種版に強い思い入れを持っている人には全くオススメ出来ない 移植となっている。そっちの人は買わない方が良いだろう。 変更は多々あるが、単独のシミュレーションRPGとしては遊べる作品である。
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