西本氏の得意なロシア音楽ではなく、イタリアのヴェルディとフランスのベルリオーズの作品を演奏し、しかも普段のロシアのオケではなくチェコのオケとの共演が聴ける‥という事で、西本氏の大ファンの私としては嫌でも手にしたくなるライヴ収録DVDだが…。 まず、カメラワークにセンスがない‥!演奏会場の制約もあるだろうが、もう少し撮影に工夫が欲しい。指揮者とコンマスのバストアップ、オケを少し遠目から引いて撮影した映像、ところどころにオケのソロ奏者のアップ映像…この繰り返し! カメラの設置台数を少し増やして鑑賞者を飽きさせない工夫が撮影スタッフに必要かと…。西本氏のライヴ収録DVDは他にもいくつか出ているが、その中でも最も臨場感に乏しい!チャイコフスキーの第五と悲愴交響曲のライヴDVDは演奏会場の臨場感、西本氏とオケ、観客席との緊張感が良く捉えられていてスゴく良かったのに‥! 演奏の方は西本氏がアツい指揮振りでチェコのオケを良く鳴らし、なかなかの名演。 特にヴェルディはオケも西本氏の指揮に良く反応しており迫力ある演奏が聴ける。ベルリオーズはヴェルディとは逆にオケのデリケートな精度にいささか物足りないところがある(‥特に第三楽章) 普段、愛聴しているデュトワのCDに較べると、この若いチェコのオケは響きが少し大味だ! これがチェコ・フィルだったら、あと少しスマートで洗練された演奏が出来たかも‥。 曲目も少なく、特典映像も短い西本氏のインタビューだけだが、西本氏の貴重なレパートリーのライヴ映像なので彼女のファンなら結構、楽しめるかも知れませんね‥。
マリアカラスの歌を初めて聞いてから10年程経つでしょうか お世辞にも綺麗な声とは言えませんしかも録音も古く大御所に対する歴史的興味で聞いて居ましたが昨今発売されるCDは音源も最適に処理復元されており心から愛聴出来るものになりました。さてこのカラス100ですが誠に素晴らしい、声が脳天を揺さぶり遠慮なくあなたの心をわし掴みにする事でしょう 奇を衒わず王道の歌いっぷり曲毎の慈しみ これ以上何を望みます、すぐお買いなさい。人生がより深くなります。
この《幻想交響曲》のスコアは、最近の新全集版の研究成果も盛り込まれており、楽譜に書かれた指定も、多くの版がイタリア語に書き換えているようなところも、もとのフランス語で記している。(フランス語とイタリア語の対応表が付いているので、フランス語がわからなくても問題は無い) コンピュータ浄書のためきれいで見やすくベーレンライターなどの輸入版より価格も手ごろでよい。 さらに、ベルリオーズ自身が楽譜に書き込んだ注意書きも下に添えられており、この曲を研究する上ではまさに欠かすことの出来ない一冊である。
このオーケストラ小品集は、まず選曲がいい。オーケストラの小品であるが、とっても粋な選曲である。カラヤンという指揮者は小品と言えども決して手抜きをしない。だからいい演奏聴ける。クラシックは、本当に同じ曲なのに沢山の演奏者が出ていて困ることがある。でも初心者だったら、とりあえずカラヤン。カラヤンの美しいオーケストラの音色に魅了されることでしょう。クラシックを大分かじった人からは、カラヤンが耽美過ぎて、表面の美しさだけにとらわれていて、精神性がないとか批判されますが、初心者はまずカラヤンを聴いてみてください。
このアルバムはクラシック入門にも適しています。この価格ですしお買い得だと思います。気に入ったら、その気に入った曲の作曲者の曲をさらに聴き進めてみるとよいでしょう。
『幻想交響曲』を真剣に聞き込んでみたい、と思ってこの盤にしました。 「歴史的な名演」というコピーに惹かれたというのは言う間でもないのですが、やはりベルリオーズがフランスの人であるというのが決め手だったでしょうか。 ミュンシュ、パリ管弦楽団ですから。 ベルリオーズをミュンシュとパリ管弦楽団に学んでいます。
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