フィンランドのシンフォニックブラックメタルバンド、カタメニアのライブDVD。2006作 2006年ポーランドでのステージを収録。シンフォニツクに分かりやすく疾走するスタイルで 数あるシンフォブラックの中でもけっこう好きなバンドである。しかし…ここで聴けるライブの模様では 演奏、音質ともにかろうじて中の下という感じで、なんとかアルバムの楽曲を再現してはいるが、 肝心のヴォーカルの迫力の無さはいかんともしがたく、バンド全体的にもどこかアマチュア臭さが残る。 観客の反応もどこか醒めていて、これならむしろ地元で収録した方が良かったのではと思う。 北欧シンフォブラックとしてはすでに中堅の部類に入る彼らだが、ライブではこの程度なのかと少々残念。 ところでこのバンド、いつからツインヴォーカルになったの??どちらにしても雪原の狼は見えなかった…
フィンランドのシンフォニック・ブラックメタル、カタメニアの2011年作 1998年にデビューし、高品質なシンフォブラとしてファンを増やしてきたこのバンド、 ここ最近はメロデス寄りの作風になっていたが、本作は過去曲の再録アルバムで、 北欧的な叙情とともに激しく疾走する、久々に彼ららしいサウンドを聴いた感じがする。 暴虐さはそこそこながら、うっすらとしたシンセアレンジも含め、バランスのとれた再構築である。 新鮮味がないことは否めないものの、ファンが求めているのはやはりこの路線だろう。
あちらこちらから、高評価を得ているフィンランド出身のCATAMENIAの5作目。やはり同郷のChildren of Bodomと比較されるのは避けられない性か、最近のCOBがそうであるように、シンフォニック度が後退している。そして喚き系のデス声をあやつるVoもどことなくアレキシライホに似ている。それに加え普通に歌い上げるスタイルはなおさらである。個人的に好きなスタイルだから大歓迎だが。 VoはCOBスタイルではあるが、演奏面はCOBよりも邪悪なブラック・メタルを標榜しており、トレモロリフを多用し非常に疾走感溢れる演奏を聴かせてくれる。またバイキング風の展開を見せるところもあって良い。 5作目ということもあり、演奏力は勿論安定しているし、音質も申し分ないクオリティを誇っており安心して聴ける内容だ。
前作より更に北欧メロデスやヴァイキング系に近づいた印象。 メロディーの質も過去最高だし、ノーマルボーカルの導入もうまい。 勿論ブラストビートで突っ走る曲もありますよ。大傑作です
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