ラノベを読んでいる延長の気分で「若さま同心」や「やわら侍」を読むようになったのだが、この作品は美少女文庫や二次元ドリーム文庫のノリで楽しめた(一番近いのは、竹内けん氏の「ハーレム」シリーズかな?)。房中ヒロインが感極まって「らめっ…」などと口走るのは時代劇ファンには眉をしかめる所だろうが、多分に意図的に仕込んでいると思えるゆえ笑って許してやってほしい。 同じティストの作品としては睦月影郎氏の「あやかし」シリーズや「萌」シリーズも読んだが、自分にはこの作品が一番ハマった。包容力のある長女に凛々しい次女そしてツンデレ三女はJPでもテンプレではあるが、競争が激しくレーベルの縛りも厳しい結果詰め込みすぎな感もあるJP作品に比べると文章が実に伸び伸びとしていて、ツンデレ三女の初々しいロストバージンや長女が悪漢どもに輪姦される(救出劇あり)シーンなど、なかなか読みごたえがあった。 主人公も剣術はからっきしだがいざとなると肝が据わっていて、三股を掛けていても不誠実さが無い所が好感を持てる。むしろ無力で一見凡庸なゆえに、剣の腕は立つが女所帯で不安のあった三姉妹の心を掴んだというストーリーなのが面白い。二天一流の秘伝書をめぐる陰謀がドラマ的クスグリになっていて、どうやら続編がありそうだ。もしラノベやJP読者で、大人向けライトポルノ時代劇を読んでみようと思うなら入門編としていかがだろうか?
見ていて辛くなるほど姉妹が責めぬかれます。 山芋責めが個人的にはオススメです。
小柄ながらダイナマイトな肢体の蒲川リサ嬢に当時ハマりました。男優が締りの良さに何度も言及するのが印象的。なお、付録DVDとして「これがDVDだ!」(NEVA-000418)が一枚付いています。
三姉妹なら三部作だよな〜との漠然とした予想を覆すシリーズ4作目。そして完結編である。誰に焦点をあてるかと思ったら「なるほど〜」という謎解き展開になっていた。思えばこれまで張るだけ張った伏線が幾つもあったが、これを放置することなく回収しており、思わぬ黒幕の登場もあってなかなかの読み応えだったと思う。主に主人公のキャラにより、時にコミカルなテイストも加えつつ、この放っておけない主人公を甲斐甲斐しくもてなすヒロイン達と、それを肉欲の愉悦で恩返しする主人公という関係が印象深く、全体を通じて読み心地の良いシリーズだった。
シリーズ恒例の無慈悲な色責めが無い今回の官能面では、さすがに僅かばかりの物足りなさも無いではないが、最終巻だけにオールスターキャスト!とまではいかずとも、2作目で活躍した「狐」側のサブヒロインが序盤に登場して華を添えている。ホントにどいつもこいつも主人公にメロメロにイレ込んじゃって……という苦笑交じりの激甘情交を数多く描写することで、官能面でもシリーズの完結を祝っているかのようである。
全作、愛姉妹と比べるとゴタゴタ細工を施して大切な部分を見落としている印象。絵は可愛いけどエッチシーンの構図がイマイチ。声優さんも前作ほどでは・・。やはりシンプルイズベストですね。でもこの手のシチュのゲームとして及第点には達しているかと思います。
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