寺山修司の映画の美術を手がけていた山田勇男監督の美術センスが輝く。ディレクジャーマンや矢崎仁司のサウンドも手がけるサイモン・フィッシャー・ターナーが音楽を担当し、幻想的な作品をさらに奥深くしている。 カンヌ国際映画祭正式上映作品。 うっとりとするような幻想的な作品です。
20年前にビデオを見た記憶でこのレビューを書いている。
メリーゴーランドと アンモナイトをシンクロさせた幻想的なポスターであったことを憶えている。確か 宮沢賢治と その妹の話を軸とした映画だったはずだ。とにかく 幻想的な映画で魅せられたことを思い出した。
こういう極私的な映画というのも 中々 見る機会がないことも確かだ。「アンモナイトのささやきを聞いた」という映画を今観ることは難しいのかもしれない。但し 20年たっても 頭のどこかに残っている。そういう映画の有り方も あるのかもしれない。
初めに白状しますが、わたしはジャズはしろうとです。
これはいわゆる分類上はやはりジャズなのでしょう。
でもわたしにとってはこれまでの氏の奏でる音楽がすべてそうであったように、
ハシモトイチコという枠でしか括れないように思う。
浮遊感、ピアノのタッチ、ささやき、、、変わりませんね。。
ひさびさに浸れる一枚、という感じ。
学生時代、89年の初版発売時に購入しました。彼女の音楽は時代やジャンルに囚われないものが多いと思いますが、このアルバムは最もその特色が出ていると思います。美醜、善悪も軽く超越しているようなアルバムです。「D.M.No.4」の乾いた空気感、「風」の爽やかな疾走感は手持ちの全アルバムの中でも一番のお気に入りです。
とにかく聴いていて気持ち良いアルバムです。「DM」が清濁併せ持つとすると、こちらは「清」が全面に出ています。(それでもこの人の音を聴いたことがない人には少し不思議に感じされるかも)少し印象派のようなピアノソロやソプラノサックスのコラボ、アコースティックギターでのボサノヴァ、渡辺香津美さんとのコラボなど聴き所一杯です。
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