fhantomも、いよいよ最終章である第3部・日本編に突入。個人的には、この第3部が本編だと思っており、アメリカ編の1,2部はプロローグ的(こっちの方が長いけど)に考えており、期待も大です。舞台を日本に移したことにより、ハードな出だしから、始まったアメリカ編とは対照的に、玲二と新キャラ・早苗との某憂鬱な人気ア二メの主人公2人を思わせる出だしは、今までの非日常の世界観から、日常を加え作品の幅が拡がりました。また今回から、OPとEDが新曲に変わりスタッフの意気込みが感じられます。(江蓮の悪戦苦闘する朝食シーンは思いっきり笑えます)さて、今回の注目ポイントは2つ。最初は、玲二・江蓮兄妹(?)を中心とした新キャラ達(オリジナル・キャラのもてない茂木君は最高)による学園ラブコメ的展開です。開始からドライ(その正体は本編でご確認を)登場までの約10分間は、これから始まる壮絶な闘いを前にした。息抜き的な意味で貴重なシーンです。さて、もう1つはサイスの活躍です。アメリカ編ではクロウディアに完全に喰われていた彼ですが、彼女の退場(死亡)とともに、悪役としての本領発揮です。仁義無しの男の描く悪のシナリオにご期待ください。(やはり、物語は悪役しだいで決まります)
劇団四季もロンドンもブロードウェイも観たことがないのですが、買ってみました。
それにしても舞台が現代の簡素な雰囲気で、衣装が思いっきりロックだったのが良かったです。
赤いレザージャケットのユダに、ミリタリールックでライフルを構える使徒…格好よすぎる!!とにかく素晴らしい演出!
この現代風の演出が嫌いな方も多いようですが、このミュージカルの本質をどう捉えるかがポイントなのではないでしょうか。
私はこれは聖書の話ではなく、受難劇モチーフとした別の話、メタファーなんだと感じました。
なのでこの現代風の演出はすんなり納得できましたし、歌舞伎風があるのも頷けました。
色々な国で様々な解釈の演出をすれば面白そうだな、という気がします。
それにしてもキャストの歌と演技力の素晴らしいこと!
70年代版も見ましたが、メインキャストの歌唱力、コーラスの揃い方、演出などなど全体のクオリティはこちらが明らかに勝っていると思います。
ジーザス役に関しては70年代版のテッド・ニーリーの方がカリスマ性溢れる先導者という感じで、日本人が持つジーザスのイメージに近いのではないでしょうか。
ただ、私はこちらのグレン・カーターの傲慢さと気まぐれさを覗かせるどこか人間っぽいジーザスの方が何となくイメージに近いと感じました。これは好みの問題ですね。
このミュージカルの「聖書を身近に感じてもらいたい」という目的は見事に果せていると思います。
それと、私の一番のお気に入りはサイモン役のトニー・ヴィンセントです。
画面の中から一人だけとてつもないオーラを発していました。とにかくカッコイイ!
Simon Zealotesは一番お気に入りのナンバーです。
他の方も書かれていますが、リメイク版です。知らずに購入してしまいました。 あの、荒野の中にロケバスが到着して始まる衝撃的な昔のジーザスを知っている方には、ちょっともの足りないかも知れません。 ただ逆にごく普通のミュージカルっぽく仕上がっているので、最近の舞台などでご覧になってファンになった、という方にはオススメかも。
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