ポップスの印象が強いKANが、ロックアルバムを意識してつくったアルバム。PAUL McCARTNEYやQUEENを感じさせるナンバーが、かっこいいです。「50年後も」や「
英語でゴメン」はうつくしい
バラードで、こちらもおすすめ。槇原敬之そっくりのアレンジに挑戦した「車は走る」もたのしい。
前作までにない往年のエレキギターのリフが心地よい楽曲が収められた
『KANのロックアルバム』…しかし、ちゃんとKANさんらしいピアノ曲
M2やM5、上質なPOPSのM4,M7などもありますのでファンの皆さんも安心。
アルバム全曲さらりと聴くとシンプルな楽曲たちなのですが、じっくり聴けば
メロディーやアレンジ、曲構成などの作り込みに『タイガーソングライターKAN』の
類い稀な音楽的センスの良さを感じる。
(例えば、M1からM3「ロック〜ピアノ弾き語り〜ロック」を継ぎ目なく
しかも歌詞世界を一気に飛び越えて聴かせる職人技には拍手!)
さらに様々なアーティストへのリスペクトっぷり(?)も楽しめます。
M5は『まるでスティービー・ワンダー』なハモニカのメロ(個人的には弾き語りver.の方が好きです)
M6は『まるでボン・ジョビ』なコーラス&リフ(ってコピーのカセットのCMが昔あったなぁ)
M8は『こりゃマッキー』…これは全て!(先に歌詞を見ないように。最後に、してやられます)
この流れは
アルバム「遥かなる…」の『JなBOYのあの方』を経て「カンチガイ…」では『パ○ューム』に到達(笑)
こういう音楽的な遊びを本気でやっている「無邪気なKANさん」と
もちろん、正統派POPSや
バラードも「きっちりオリジナルなKANさん」。
そのどちらも見事に収める絶妙なバランス感覚をもってらっしゃる。
そんな屈指のソングライターっぷりを痛感させられるアルバムです。
ペンネーム「カレー沢薫」。
この小学生でも思いつかなそうなネーミングセンスがこの本のすべてを物語ってます。
表紙からしてただならぬ「妖気」を放つこの本を手に取りましたが中身も期待通りのまともなものではありませんw(一応褒め言葉です)
絵もギャグセンスも一般のギャグ漫画とはほど遠いカオスぶり。起承転結?そんなもんしったこっちゃねぇといったオーラ。
目が死んでる主人公と三匹の飼い
猫の関羽(×3)がメインのネコライフ本ですが、この作者の
猫への愛は常人のものとは三光年ほどかけ離れているみたいです。
最初にページを捲った時は「血迷ったか、講○社!?」と思いましたが、読み進めているうちにジワジワとくる面白さにクセになりました。
これは人によって好き嫌いが分かれそうな作品ですが、一風変わった新鮮味あるギャグ漫画を欲する人にオススメします!