李白・杜甫が旅し、
三国志の舞台ともなった景勝地・三峡。そこに巨大ダムが作られ、人々の生活は激変する。古い街は取り壊される。利権と仕事を求めてやってくる人もいる。
長回しとゆったりと動くカメラによる撮影がこの映画の淡々とした呼吸のリズムを生む。山水は不変であるのに、水没予定の街はひたすら破壊される。ビルの爆破や工事の音は生々しく、家族すらも離れ離れになっていく。男たちの挽歌を放映しているTV、携
帯電話、ゲーム、ロック調のポップス等、現代風俗は定着し、橋(電飾場面は美しい)もできるが、現代中国の貧困層の出稼ぎ問題は解決されない。しかし、映画は声高に糾弾しない。やがて今の日常も
長江が飲み込むだけ、という諦観が画面を支配する。
一般受けする映画ではない。特典映像で監督が語るように変化の速さにとまどう人には異質なものが見えるとして、VFXを使うのには異論があるかもしれない。しかし、変わりゆく三峡の姿を、滔々と流れる
長江をバックに詩情をたたえて描いた秀作であると私は本作を評価したい。
この方の作品は総じてヒロインに好感が持てます。
この作品もヒロインが可愛いです。
ピアノに疎い人でもわかりやすいストーリーです。
ピアノの知識がなくても問題なく楽しめると思います。
なにより
ショパンさんのキャラがとてもかわいらしくて良いです。
絵柄も昔から良い意味で進化して
かわいくかっこよくなっていて良い漫画家さんだと思います。