「攻略本も資料集も、今の時代ネットがあれば十分」と語るZUNの出した
答えがこれということらしい。
魔理沙の口を通して各キャラの技を解説してる感じ。
PCを立ち上げなくても東方(エロゲー(嘘))をプレイしている感覚に
浸れるメモリアルブックといったモノ。フルカラー&ハードカバーですが、
他の東方関連の書籍に比べて
コンパクト。
時おり1ページ使って技を繰り出しているキャラ絵が載ってます
(絵師は守姫武士という人)。
最近ネットで攻略が見れるというのに、攻略本自体が実用一点張りのが多く
なった気がする。なので、こういう遊び心が見られる本を出してくれるのは
嬉しい。でも、例えば技を使う本人側のコメントなんかは欲しかった。
技名と写真・解説(感想?)で終わるのはちょっと味気ないかも。
ゲームの説明本だが、ZUN本人の描いた絵を載せてくれたら嬉しかったかな。
紅魔郷から地霊殿までに登場するキャラクターのスペルカードを、魔理沙の独断と偏見に満ちたコメントで紹介する本です。
例を挙げると――
奇跡「ミラクルフルーツ」
・使用者 東風谷早苗
・備考 果物だった
・奇跡度 ★★★★
『この世の酸っぱい物を甘くするという奇跡。これは凄い。奇跡って感じだ。
ただ、その奇跡の実を投げつけるのはいかがな物か。』
――と、いったノリです。
ゲーム画面の切り抜き写真とともに紹介されます。
ページの都合上、全てのスペルカードが網羅されているわけではありません。
全編オールカラーで、挿絵が20ページほど挟まれていますが、絵師は表紙の人とは違います。全体的にぷにっぷにした幼い女の子テイストな絵柄です。神奈子以外。
付属のCDには、神主様の新曲が二曲入っていました。
ミスティックアークのその壮大なストーリーと恐ろしくマッチした極上モノのサントラです!特にメインテーマ曲とそのアレンジ版(ラスボス戦に使われている)、震えるくらい最高です!ザコ戦のバトル曲も楽しい系から壮大なものまで曲の幅が広いです。ホントすごいです!
さすが幽閉サテライト様というべきでしょうか。
本来炎を操る藤原妹
紅が水の中にいるといういい意味でのミスマッチな絵が素晴らしいですね。
また、変にキャラを強調していないため、友人などに見られても「かっこいい!何このキャラ!」と言われます。
そして極め付けが藤原妹
紅が手を差し伸べる先に書かれている「どうか…行き場のない「優しさ」の道しるべをください…」
このセリフですね、やばいです。私がこれを購入するに踏み切った理由はこのセリフに感動したからというものがあります。
本当ならここからこのセリフの題材となった曲、「泡沫、哀のまほろば」の良さを語っていきたいところですが文字数が大変なことになるのでやめておきます。
皆さんで検索して是非聞いてみてください。
とにかく、傷も少なく良品でした。
東方好きなら、これで1480円なら買うべきだと勝手に思っております。