本書「Complete 1」には、ビリー・ジョエル71年のソロデビュー作「コールド・ス
プリング・ハーバー」から78年の「
ニューヨーク52番街」までの全曲57曲を収録。歌詞、メロディ譜、ピアノ譜及びギターコードTAB譜で構成。
ピアノ譜は右手でメロディを奏でるタイプであり、完全コピー譜ではないものの、弾き語りやバンド演奏のためのアイデア満載。特に「ストレンジャー」以前の作品については、楽譜集自体がほとんど世に出ておらず、大変貴重なもの。
中でも私のお薦めはインストルメンタルの3曲。「ノクターン」でクラシカルな気分に浸るもよし。「ルート・ビア・ラグ」でステージのビリーになりきるもよし。
いすれにせよ、"全曲"を網羅しているところが本書最大の美点。続編の「Complete 2」、完コピ譜の傑作「The Keyboard Book」と合わせて、ビリーファン、ピアノファン必携の書。
そして、シンコーミュージック刊の同書に比べて圧倒的に安い!
自分の好きな歌がたくさん入っているアルバムが欲しくて購入しましたが、申し分ありません。何歳の時の曲かは分かりませんが彼の声と言うか曲への思い入れというか、私にはどの曲も気に入りました。車通勤の長い時間繰り返し繰り返し聞いています。
ビリーが弾いている音に忠実で、感激した。今までこんな楽譜に出逢ったことなかった。それだけに、ちょっと難しい曲もあるが、これを弾きながらビリーのように歌えたら、ちょっと自慢できるかも。特に気に入ったのは、1回目と2回目で弾き方が違う部分がある場合、ちゃんと他の場所に記載してあること。日本の多くのこの手の楽譜では、同じ場所に両方の音符を無理矢理記載していたりして、とても見づらかったが、分けて書いてあるのでとても見やすい。
欲を言えば、ピアノ部分のマイナスワン演奏のCDがついていたら、もっといいのになと思う。ピアノと歌だけで栄える曲はいいが、「Stranger」のように、他の演奏が入っていないとなんとも寂しい曲もあり、是非マイナスワンCDをつけてほしいと思う。それがあればもう完璧。