この作品は絶頂期のジャコの切れのあるバッキングを聴く事が出来、なおかつパットのすばらしいリードギターを聴け、ドンアライアス、マイケルブレッカー等の一流ミュージシャンの音を味わえる非常にいい作品だったと思います。ジョニ、ジャコ、パットの三人が向かい合ってプレーしているシーンなんかは非常に格好よく、ジャコの悲惨な運命が頭の中に浮かび上がってきて涙モノでした。しかしながらジャコのソロの前の双眼鏡のようなカメラワークを筆頭に、要らない映像が多々あったので編集した人にはもうちょっと考えて欲しかったですね。
マイケル・ブレッカー (Michael Brecker) 1949年3月29日〜2007年1月13日は、アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア生まれの
ジャズテナーサックス、ウィンドシンセサイザー演奏者。アルバムは全米
ジャズ・チャート19週連続、1986年録音インパルス・レーベルからのマイケル・ブレッカー初リーダー作である。共演者はピアノにケニー・カークランド、ギターにパット・メセニー、ベースにチャリー・ヘイデン、ドラムにジャック・ディジョネットという今でもビックリする程の豪華な顔ぶれである。全体が一丸となって素晴らしい音作りに邁進(まいしん)して新しい
ジャズを創造した記念すべき名盤である。特に「EWI」という新しい楽器を取り入れ聴く事ができる、マイケル・ブレッカー自身、伊東たけしも開発に加わったウインドシンセサイザーである。惜しくも、1998年11月にピアノのケニー・カークランド、2007年1月13日にマイケル・ブレッカーは亡ってしまう。しかしアルバムは永遠に残り偉大な名盤として後世に聴き継がれることであろう。
(青木高見)
某誌と違い、古くからマイケル・ブレッカーに注目し、日本の
ジャズファンに紹介してきた
ジャズライフ誌。 それゆえ、『特集号』と聞いてかなり期待してました。が、マイケル・ブレッカー以外の記事も多く、内容もあまり濃くなかったのが残念。 インタビュー記事の再掲載もあったけど、いっそのこと全てのインタビューを掲載してほしかった。 ピーター・アースキンのコメントには涙しました…