オリジナルのテレビドラマシリーズからそうでしたが、ここ、という時の音楽が印象的なのは映画版も同じでした。聞きながらそれぞれのシーンが思い出せるという意味で、また、オリジナルからの編曲バージョンも含まれているという意味でも、ファンにはたまらない作品だと思います。
NHKのドラマを見て原作を購入…そしてただただ驚いた。全然原作と違う…。
良くこれで原作者がドラマ化許したなぁと…。
では、原作がドラマから劣っていたかというと、そんなことはなく、むしろ
ドラマ版鷲津が引きずっている妙な暗さがなく、小気味よくストーリーが
展開していく様は圧巻。そして経済小説らしく、裏舞台を丁寧に描いていく様
は経済ニュースの裏舞台を覗いているようで非常に面白い。
上巻は三葉銀行(旧三和銀行?)のバルクセールを軸に、鷲津vs芝野の第一ラウンド
や
日光・ミカドホテルの話など、下巻そしてバイアウトへと続いていく伏線にも
なっていてどんどん続きが読みたくなっていく。
私のようにドラマから入ったファンも、全くの別物として楽しめる一作である。
40年生まれの自分にとってリアルタイムで「スター・トレック」TV版を見ていた世代ではないですが、1曲目のレナード・ニモイのナレーションを聞いただけで大感動!!!この1曲だけで充分です。