だれもが知ってる有名人たちの人生観や生き様が、キダさんとの対談を通して見えてくる一冊です。テレビなどから伝わる人物像とはちがう意外な一面、おちゃらけているようで、実はすっごく真面目だったり、何も考えていないようで、この国の将来を、子供達の未来を心配していたり……。
日本人が失いかけている道徳や、すさんだ世の中を、みんな心配しているんですね。
「こころをとりもどそう、できることからはじめよう」とエールを送られたようでした。
CMソングの作曲家と言うと、東の小林亜星と西のキダ・タロー先生の2人の作曲家を思い出すが、僕は関西育ちなので、キダ先生の方が大好きやねん!!(流石、浪花の
モーツァルト・キダ先生の事あるわ~!!!)
キダ先生の作品で好きなのが、「日清の出前一丁」「日本海みそ」「かに道楽」「有馬兵衛向陽閣」「プロポーズ大作戦」「三枝の国盗りゲーム」「夫婦でドンピシャ」「ノンストップ・ゲーム」「花の新婚カンピューター作戦」「あどりぶランド」「2時のワイドショー」などで、特に「アホの坂田」と「ラヴ・アタック!」の2曲が大好きで、「ラヴ・アタック」では、男性が憧れのかぐや姫の為に、必死になって3つの関門のゲームをして、見事優勝したら、かぐや姫にアタック出来るのですが、上に上がってかぐや姫にプロポーズして、そのあとで、奈落の底に落ちたときは大変可愛そうでしたね!!(でも、めっちゃおもろかった!!)
このCDは、キダ・タロー大先生の集大成的な作品なので、是非とも、この作品をデジタル・リマスターをして、再発売して、高音質でキダ先生の作曲作品を聴きたいと切に願っております。(キダ先生、めっちゃおもろいで~!!!)
探偵!ナイトスクープ放送25周年記念で発売されたDVD
同時発売されたVol.15&16の作品と比べてみるとこちらの方が夢のあるファンタジックな作品が多く収録されているように思います。
もう戻らないと思っていた思い出の品が手元に帰ってくる「沖縄から徳島に漂着したカメラ」
小さい頃に書いて埋めたタイムカプセルの夢が叶う「お姉ちゃん貸します」
友達との遊びで生まれた魔球でプロ野球選手との対決が実現する「魔球はプロ野球選手に通用するか?」
等々…
暖かい気持ちで安心して楽しめる作品が収録されています。
個人的にはVol.15&16よりこちらの収録内容のほうが楽しめました。
特に文句はないですが、権利の関係で放送時と音楽が変わっていたりモザイク処理が増えていたりしています。
「脱走する
犬」の回で顧問だった
水谷豊さんの姿がカットされていたのは残念でした。
1本の作品の長さはおよそ12分。
しかしその12分の間に人を爆笑させたり涙させたりする。
そんなファンタジーを与えてくれる
探偵!ナイトスクープを象徴するDVDです。
機会があれば是非購入を検討してみては。
あと、BOX使用のほうが
スタッフ&出演者による解説ブックレットがついてくるのでこちらの方がオススメです。
1991年にインディーズ・レーベルから発売された『浪花の
モーツァルト キダ・タローのすべて』に30曲ほど付け加えた作品集です。懐かしいフレーズの玉手箱のような企画でした。
1枚目のコマーシャル・ソング・テーマソング編は懐かしいCMとの再会を果たせました。いきなり「日清出前一丁」のセリフと印象的なテーマソングはいいですね。
♪トーレトレ ピチピチ カニ料理♪の「かにの
網元」「かに道楽」も有名なフレーズです。デュークエイセスが歌っていたのですね。
先斗町の鴨川に面している「いづもや」はこのCMで有名になりました。
「有馬兵衛向陽閣」は仲宗根美樹の3.8秒の歌唱しか残っていませんが、このフレーズは関西人なら知っています。
日本海みそ「雪ちゃんの唄」<冬、春、夏、秋篇>の懐かしいフレーズは傑作です。
2枚目の「ラジオ・TVテーマソング篇」では、深夜放送で大変楽しませていただいた「ABCヤングリクエスト」のテーマソングはいいですね。♪星があなたにささやく夜も 小窓に雨が降る夜も♪は奥村チヨのヴァージョンは知りませんでしたが、岡本リサさんの歌唱で馴染みがあります。
「プロポーズ大作戦」は勿論ですが、「ラブアタック!」のテーマも懐かしかったです。解説(とても詳しくこれはお値打ちです)に、
探偵ナイトスクープの松本修さんがプロデーサーだと書いてありました。
「2時のワイドショー」「バラエティー生活笑百科」も良く知られているテーマソングです。
そして北原謙二の大ヒット「ふるさとのはなしをしよう」は1965年の発売とのこと。
3枚目は「歌謡曲篇」で、いきなり「アホの坂田」が登場します。皆が知っていますが、放送は自粛、レコードは廃盤のエピソードをリーフレットで初めて知りました。
ここでの「ふるさとのはなしをしよう」は山本譲二の歌唱も収めてありました。
そういえば、亜星さんのCM作品集が出るのは、意外なことに初めてらしいが。この企画、テイチク=クロニクル久々のヒット、という感じだ(この勢いでハマクラさんのCM作品集も、ぜひ!→2008年にソニーからリリース『
浜口庫之助 CM大全』)。
ミコちゃんの「ワンサカ娘」、ひょんな事から某氏と場外バトルとなったり、かつまた、再び新たにCMに起用されるなど、何かと話題の「どこまでも行こう」、男声スキャットが実にいい味のサントリー・オールド、そして「イエ・イエ」……、いやいや、まだまだ。カップヌードル「ハッピーじゃないか」、《ニッセイのおばちゃん》、「この木なんの木」……、そして近年の「パッ!とさいでりあ」やラオックスなどの自作自演ものも当然収録で(余談だがハマクラさんの自作自演CMソングは比較的若かった頃に集中しており、亜星さんとは逆パターン、という感じ?!)、これ1枚でお腹いっぱいになること確実。
作曲家の世界で、ある意味最強の男(たぶん…)・亜星さんのCM音楽の世界を、まずはとくとご堪能あれ。