主題歌はBaBeではなくなり、MEGUという今ではどこに消えたのかというアーティストの曲ですが、そんな事は置いといて・・・。DVD-BOX(1)同様、世の中がバブル絶頂期の頃、
のらくろクンが主人公(男の子)の家で一緒に暮らすというほのぼのした内容で、戦時中の漫画とは無関係(時代構成や内容など)のアニメだと言えます。声優も坂本千夏(
のらくろクン)、八奈見乗児(祖父・くろ吉)と豪華。初代
のらくろを知ってる方にとっては違和感を感じるアニメかと思いますが、このアニメで
のらくろというキャラクターを知った方にとってはとても懐かしく思えるのではないでしょうか?。
正直言ってこれはDVD化されないだろうと思っていました。業界ってそういうところがあるじゃないですか、『
アリス
探偵局』も未だDVD化されていない事もあるので・・・。しかし何気なく検索サーチにこのキーワードを付けたところ何とあったのです、しかもDVD-BOX(1,2)という超豪華版で。これには驚きました。
本作は87年~88年かけてに放送されたアニメで、世の中がバブル絶頂期の頃、
のらくろクンが主人公(男の子)の家で一緒に暮らすというほのぼのした内容です。主題歌はBaBe、この辺からバブル期の雰囲気が伝わってくるようで・・・。当時よく観ていたのですが、この放送が終わって何年かした後に田河水泡先生の漫画を見つけた時、
のらくろクンの歴史が少しだけ分かったような気がしました。
70年代にアニメ化された時はオリジナルに近かったと思いますね、ちなみにその時
のらくろの声は大山のぶ代(ドラちゃん)さんでした。
レビュアーは戦後の生まれですので、リアルタイムでは「丸」に掲載された物を見るしかなかったのです。その当時は「漫画」と言えば「月刊誌」しか無く、「紙芝居」「映画(初期の東映動画です)」等々でしか「漫画」を楽しめる手段が無かった為に結構喜んで見ていた記憶が有ります。今の漫画と比べると全体的にほのぼのとした画風ですが、人が社会の中で生きていく中での理不尽さ等はきっちりと描かれており、作者の描きたかった事が分かってきます。