第二次大戦中、イギリス軍は多数の科学者を集め、
ドイツ軍の
暗号エニグマの
解読に全力を上げていた。その結果、この小説の主人公Jerichoの貢献により、一旦はU-ボートで使われる最強の
暗号Sharkの
解読に成功したのだが、突然また
解読不能の状態になってしまう。このような状況下、神経衰弱のため一時現場を離れていたJerichoは再び呼び戻され、
暗号解読に取り組むが、彼は元恋人がスパイ行為をしているのではないかという疑念をもち、危険を顧みず真相解明に取り組んでいく。
登場人物は仮想のものだが、エニグマ
暗号に関する記述は事実に基づいており、単なるサスペンス小説ではなく、第二次大戦中の情報戦争に関するノンフィクション的な要素もある。この種の話題に興味を持つ読者にはお勧めの作品である。ストーリーはテンポが速く、最後まで一気に読ませてくれる。また、真相もなかなか見えず、結末の展開も意外性があってよい。同じ作者によるFatherlandと同様、近代史をテーマにしたサスペンスの秀作と言える。なお、エニグマ
暗号については、種々のHPで紹介されており、エニグマ
暗号機の写真があるほか、その動作をパソコン上でシミュレートできるので、あらかじめ見ておくと本書の理解に大いに役立つ。
英語の難しさは中程度。
エニグマいいですね!!曲も映像もどちらも大好きです。いわゆる歌番組などみせてくれない3歳の子供も、これは一緒に見てくれます。でも、なぜ星4つかというと、DVDプレーヤーとの相性が悪いのか1曲終わると最初に戻ってしまい、頭だししないといけなくて・・・・何故かな?