イラストも多く、分岐分類に基づいて順序良く説明されているのでとてもわかりやすい事典だと思います。
時代や大きさ、種類をただ網羅したような事典ではありません。
恐竜時代全体を通して見ながら、進化の過程や特徴などを他の種類と比較したり、仮説も含めたりして解説しています。
その解説がかなり独特。口語体で書かれた文章は読んでいるというより、まるで著書の講義を聴いているかのような感じです。
個人的な気持ち(驚きや疑問)などもカッコ書きされていたりと、著書の
恐竜に対する熱心さや愛が感じられてなんかほほえましい。
勢いを感じる解説は、実際にこの人の
恐竜の講義を聞いたらものすごくわくわく出来そうだな〜って思いました。
独特解説を楽しいと感じ、ちょっと極彩色でアメリカンなイラストが平気なら、
恐竜好きな人のお気に入りの一冊になると思います。
ダイナソーの音楽が持つ炸裂度を表現する適当な言葉はなかなか見つからないのですが、僕の感覚では、kaboom!(ドッカーン!) 、になります。今回(紙)
ジャケットワークは、そんな印象を形にしてくれたようで個人的にはとても楽しい。表で“もくもく”・・・、開けば“ドッカーン”・・・。遊び心たっぷりのジャケに負けず劣らず、音楽も快調に飛ばしてくれます。1から3はどこかポップな作り、サウンドも
コンパクトにまとめていて、明るくパンキッシュな4もイカシてる。中盤から、轟音炸裂の本領発揮。ゴキゲンの一言の6、右chのタイコが効果的で、後半のブギっぽくなる部分含めて、old time R&Rの香りが好ましい。グイのり7、“轟音美リフ・ユニゾン&美アルペジオ”の8、10、どれもサイコーです。JのGソロ、今回も随所で聞けますが、“ギシギシ”して流麗とは言い難い音色、多少字余り的なカンジもある(でもはずさない)タイム感、クセになってしまいました。
やっぱり、ライヴ行ってみたいなぁ・・・。
轟音ギター・バンドの代名詞とも言えるダイナソーJrが85年にリリースした記念すべき1stアルバム。この時点で、あの涙を誘う切ないメロディーは確立されています。若さと怒りが漲っていて、混沌としていて切なくて、もうはっきり言って彼らの作品のなかで一番好きです。そしてなんといってもあのやるせないJの声がいいです。あと、初期ミートパペッツを思わせるカントリー・パンク調の2曲目が興味深かったです。
音源がリマスターされているようです。クリアでメリハリのある感じで、以前発売されていたVHSの物よりも音質向上している印象です。また、60分の
ボーナス映像が追加されてます(本編100分+60分)。各バンドの生々しいライブが堪能できます。