17世紀に実在した天才詩人ロチェスター卿の人生を描いた作品。私は、予告の特報を観て気に入り、絶対見に行かなくてはと駆り立てられました。妖艶さただようロチェスター卿と同質に映る当時の
ロンドンの雰囲気がとても印象深い。ただ、時代背景に私が疎いこともあるのでしょうが、人物関係などで少し難解な面もあり映画館、レンタルと合わせて三回見ましたが、まだ理解しきれてません。約2時間に一人の人生、ましてや、数奇で濃厚な人物の生き様を描くことは大変なことと思うので、尚更理解するのは私では難しいです。ただ、観た三回とも共通して、ロチェスター卿が語りかけてくる最後のシーンでは涙がでてきました。彼が一人の有能な女優を見いだし、本気で愛おしく思い、初めて自分の本音と向き合った彼の人間としての素の姿を垣間見て、同じ人間としてわかりあえた気がしたからかもしれません。申し分なき身分、天賦の才等、なに不自由なき生活故に、彼の純で鋭敏な感性が社会的地位の枠に修まりきることに抵抗しつづけていたのではないかと観終わった時にふと感じました。余韻を大切にしたくなる記憶に残る作品です。
たった二枚しかアルバムを出してませんがベスト盤です。二枚ともアルバムを持っている人にはあまり魅力が感じられないですが1stにも2ndにも入っていないThe DelaneyとMaydayは一聴の価値ありです。オリジナルは日本版ではミニアルバムに入っています。The DelaneyとMaydayが収録されている事も含めて、このベスト盤は初心者にはうってつけだと思います。The Libertinesは1stと2ndでは好みが結構はっきり分かれるのでこのアルバムを聞いてみてそれから好きな曲の入っているアルバムを聴く、というのもいいでしょう。
ファーストのしてこの出来。恐ろしいくらいの成長株。現在に至ってはピートのドラッグ漬け静養中で、完璧な活動は出来ないにしても、サマソニ04で急遽出演ライヴはよかった。すでにセカンドアルバムが発売され、売れ行きも絶好調だが、このファースト無しにしてセカンドは聴けないでしょう。