もともと、骨董・
美術品・お宝というものには興味がない。したがってなんでも鑑定団という番組も母が観ているが、わたしは真剣には観ていない。そんな私が唯一見入ってしまうのが、日本刀である。なぜかわからないが、理屈抜きに惹かれてしまうのだ。そんな私がもっと探求してみたいと思い本書を購入。
本の構成は、巻頭は、写真カタログ 一章:歴史 二章:形状図解 三章:名刀と所持武将の解説 四章:作匠者解説 の構成 主は第三章で、35項の大半を構成している。
自分の漢字読み能力も低いと思うが、専門部位の漢字がまず読めない。拵(こしらえ)鋒(きっさき)鎬(しのぎ)茎(なかご)鑢(やすり)鍔(つば)他 普段現代の生活では、使用頻度の低い漢字が、容赦なく出てくるので、最初の頃は、前に戻りながら、茎ってどの部分のことだっけ?などと確認しながら読み進む必要があります。読み進むうちに、名刀にまつわるエピソードとともに、日本刀の知識も身についていくようです。
時代劇などで、太刀と打刀の違いなど、意識したことなかったですが、本書でそれが理解できたり、他人の名刀を拝刀する際、どこを着目して、検分しているのか?がわかります。銘刀は、時代を重ねて技術革新がおき、後年なら後年の作ほうが良いような気もしますが、それは間違いで、大抵のものが、室町時代 鎌倉時代の作であることにも驚愕します。砂鉄と炭火から作るのですからね。
巻末には、刀から発祥の現代でも使っている言葉集「切羽つまる」「抜き打ち」「鞘当」などから、武士文化のなごりが大きいことや、全国 日本刀が見られる博物館マップなど、日本刀や時代劇ファンのどちらかというと初心者は、購入して損はないと思います。
結構きれいでした。リーズナブルでもあり、良かったです。結構きれいでした。リーズナブルでもあり、良かったです。結構きれいでした。リーズナブルでもあり、良かったです。