「牛に願いを」ドラマ本編は、こんな硬派な内容をよくぞ民放の、それも22時台にOAできたなあ、という脚本で(金子ありさの最高作だろう)、ここ10年のTVドラマでは最高峰の1本だと思う。本DVDはそのナビゲート版だが、第一話のハイライトである「ヤラセなし」の牛の出産シーンなどのさわりも紹介されている。このシーンの素晴らしさは、映画本編も超える迫力と感動に満ちた、ドラマ史上に残る名場面だと思うが、これを先に観るとどうしても本編が観たくなる。また観終わったあとにも観たくなる。広大・雄大な北海道の風景からして、もはやTVの枠を越えているのだが、俳優陣も映画本編の主役級ばかりときては、つまらないわけがない。「深呼吸の必要」で癒された人には必見のドラマである。製作発表やオフショットなども収録しているので、短いけど価値のあるDVDです。
映画“カフーを待ちわびて”の主題歌で始まるmoumoonさんの曲“EVERGREEN”は、運命に弄ばれながらも愛し合い、時を越えて、また生まれ変わってもめぐり合いたいと言う想いを綴った曲です。YUKAさんの声がそんな思いを切なく伝えてくれています。
あとカッ
プリング曲の“S-Cape”はノリの良い感じの曲なのと、“AINOMOTO(愛の音)〜English version〜”はピアノとストリングスのメロディに乗ったYUKAさんの伸びのある声が極上の愛の世界を作り上げています。
軽いミステリーと言った感じでよかったです。この作品は心理状況がとてもおもしろいです。4人の俳優それぞれの個性もよく出ていました。
仲村トオルさん、とてもいい演技でした。