ボサノヴァのミューズ、ナラが
ブラジル音楽シーンの大物たちとデュエット、というコンセプトのアルバム。
それぞれの共演者たちは作曲、アレンジも手掛けている。
カエターノやジルベルト・ジル、エドゥ・ロボ、ジョビンなど大物揃いだがなんと言っても素晴らしいのはジョアン・ドナートの人類史に残る名曲「アマゾナス」だ!
オープニングのベースリフと
フルートとの絡むアレンジもかっこいいのだ!
ドナートお得意の先走り合いの手フレーズもグルーヴを倍化させる。
こんなにシンプルなフレーズなのに、なんでこんなに感動するんだ?
きっとコード進行との絡みに秘密があるに違いない。
マジックだ!
ブラジル音楽の魅力の象徴のような曲。
とにかくこの曲を聴くためだけに買っても損はな!いアルバム。
他の曲も最高なんだからこんなお得なことないでしょ?
友達にいわせれば完全版は冗長すぎるらしい。私はは劇場版を見ていないからなんともいえないが、人間関係がわかりやすくて良いと思う。マチルダがめちゃくちゃ演技がうまいしかわいい!ジャンも渋くてかっこよかった。ラストだけで言えばレオンの方が好き。
二キータはストーリー構成がわかりやすく
ハリウッド映画にはない間で魅せるというか楽しませるというか…良い意味での
フランス映画らしさが出ていたと思う。
二キータが星4.5レオンが星3.5って感じ。見て損はないと思う。
ナラ・レオンが亡くなった1989年は、ボサノヴァ生誕30周年ということで盛り上がった直後だった。「生きたボサノヴァ伝説」の一人がなくなったといわれたが、それ以上に私は、小さいけど大切な宝石を失くしたような寂しさを覚えたものだ。
ナラは、形だけの保守主義、軍事政権による独裁政治、有名人に対する誹謗中傷、そして病魔と闘った。
ある面では確かに強い女性だった。
けれども、この本を読むと、CDで聴く歌声と同様にナラはあくまでも徹頭徹尾、美しく生きたことがわかる。別の言い方をするなら、美しく生きるというのはナラのような生き方のことなのだと教えてくれる。
ルイ・カストロの著書で紹介済みのエピソードと重なる部分もあったが、ひとつのことが別の視点で語られているところが興味深い。