10代の頃初めてこれを聴いた時、前作の"Tapestry"と比べて何かどうもつまんないなぁ、ウエットでないどこか吹っ切れた部分が好きになれなかった。でも今50を越えたオヤジの耳で聞くととっても良いと感じる。非常にエモーションナルで心に残った"Tapestry"よりぐっと前向きで作品の内容もぐっと充実している。前作では歌手というより、ソングライターが自己の内面を歌った捨て身のデモテープというか私家盤のようなアットホーム感があった。ここでは歌手としても自信を持って歌っている。一曲目の"Brother Brother"が好きだ。60年代の公民権闘争を勝ち抜いたアフロアメリカン達を暖かい目でキャロルが見守る。"It's Going to Take Some Time", "Sweet Seasons","Some Kind Of Wonderful","Song of Long Ago"と好い曲が目白押しだ。歌手としても自信をもって歌っている。James TaylorとのDuettの"Song Of Long Ago"は今聴いてもため息が出るほど美しい。あの世に行くときに是非もって行きたい一枚だ。
不倫をテーマにしたドラマの中で、これほど共感されたドラマは
ないと思います。また、ばらばらだった主人公の家族が、再び
絆を取り戻す様子も、うまく織り交ぜられています。
まっすぐひたむきな主人公を演じる松嶋菜々子さんと、その
愛情に真剣に応える相手役の
椎名桔平さんの演技も素晴らしい
です。特に終盤、主人公が辛い立場に置かれてしまうのですが、
そのときの感情が、ひしひしと伝わってくるので、何年経ってから
観ても、涙を誘います。特にSweet Seasonでのダンスのシーンは
いたたまれないです。
話が分かってしまうので詳細は書けませんが、ぜひ観て下さい!