北米カンザス・シティに住む少年は、ある夜UFOが着陸するのを目撃。その事を両親に話す
少年だったが信用されない。半信半疑で父親が調べにいくのだが、次の朝には父親は別人のよ
うになっていた。
86年アメリカ映画。製作
スタッフが豪華。監督は「悪魔のいけにえ」のトビー・フーパー、
脚本は「エイリアン」「バタリアン」のダン・オバノン、特殊効果は「スターウォーズ」の
ジョン・ダイクストラ、怪物デザインは「遊星からの物体X」「ターミネーター」「エイリ
アン2」のスタン・ウェストンという、いやはや、なんとも凄い顔ぶれです。これだけでこ
の作品観る価値あるってもんです。映画は比較的スローテンポ。エイリアン達が少年の身近
にいる人間を洗脳していき少年包囲網を形成していく恐怖を描いています。ショッキングシ
ーンは割と控えめ(カエル、人丸呑みなどあるが)なのでご家族でも楽しめる作品でしょう。
ラストの2重のオチがGOOD。ちなみに少年が助けを求める
ウィルソン将軍は「バタリア
ン」のジェームス・カレン(自分で火葬してしまうフランク)。どこからどう見てもフラン
クにしか見えない。「バタリアン」のイメージが強すぎてね。彼はシリアス演技で頑張って
るんですが(笑)。兎に角、映画は傑作なので未見の方は1度ご覧あれ。★5個。
イマイチ妙なセレクトですがどれも中坊だった僕を虜にした作品のBOXです。ジョー・ダンテの「ピラニア」、バーバラ・ピーターズの「モンスター・パニック」、トビー・フーパーの「スペース・インベーダー」の三枚がセットになっています。どれも作り手の想いがいっぱいつまった素晴らしい「恐怖映画」だと思います(たぶん)。「燃える昆虫軍団」や「スウォーム」でも人類を守っていたブラッドフォード・ディルマンが大活躍の「ピラニア」。ミュータント化した鮭のお祭り襲撃シーンが楽しい「モンスター・パニック」、カレン・ブラックとルイーズ・フレッシャーがエイリアンより怖い「スペース・インベーダー」。まだこれらがB級だと気づかなかった当時のウブな自分が懐かしい。