僕の知る限りではThe Hobbit（ホピットの冒険）の唯一のアニメ化作品です。78分という見やすい長さのため、物語は原作より速いテンポでどんどん進みます。あきらかに子供用に、またテレビ用に制作されたためか、これはしょうがありません。しかしもっとじっくり見たいという欲求はありましたが、それでも原作の要素は全てはいっています。まずはLord of the Rings（指輪物語）の序章としてはいいのでは？ストーリー的にもLord of the Ringsを色々凝縮した感じです。1977年のアメリカ制作のアニメにしてはアニメ描写がよくできてるな、と思ったら、最後にビックリ！アニメの制作は日本人でした！後にトップクラフト、そしてジブリへとつながっていくスタッフがかかわっていました。（この辺はWikipediaに詳しい）日本語版音声がないのが残念です。ワーナーさん、是非！これから同じ制作チームのThe return of the Kingもみます。

監督と主演をしていたシリル・コラールが、
この映画の役と同様にエイズで亡くなっている話は、
有名だと思います。
このビデオがでたころは、
全くといっていいほどエイズに関する知識がなくて、
どんな病気なのかもよくわからなくて、
うつったら死んじゃうのに・・・と漠然と思うだけでした。
今あらためて思ったのは、
主人公がエイズだからこの話が成立するんじゃなくて、
誰にでもありえる恋の話なんだと。
好きな人のために何ができるのか、
その人が思うように生きることができるのか、
そんなことを考えました。

アイルランド人の知人お勧めの作品。
子供向けの作品とありますが、内容は大人にも十分です。
親を亡くした赤リスのシリル。その冒険の旅を体感しながら
美しいブナの森、湖、野生の動物達、そして人間への批判・・・
アイルランドの歴史までも垣間見れるスケールの大きい児童文学です。
巻末には、登場野生動物たちの分かりやすい解説まで別記されています。
原書で読むと　もっと浸れます。

ターザンシリーズを一気に楽しめます。
カラーでリメイクされたものは
今一つでしたが、これはストレートに
面白い。退屈に感じるストーリー展開も
あります。そういう時代感もありますね。