名作と言われながら、諸問題でDVD化はおろか、再放送すら叶わなかった幻の作品です。
織田裕二主演作品の代表作としては「振り返れば奴がいる」がありますが、個人的にはこの作品も当てはまるのでは
ないかと思います。
「正義は勝つ」という
タイトルからは、想像出来ないシリアス路線なので、最近のドラマはちょっと・・・という方に
お勧めしたいです。
フジテレビドラマのノベライズ。主人公の高岡淳平は、時に非常な手段をも使い民事事件を26連勝している若き敏腕
弁護士。第1章から6章は1回1裁判を彼がものにしていく形式。7章から10章は1まとまりで、彼の父の過去にも触れつつ臓器取引の事件を処理する。
いとも簡単に勝ち続けていく淳平の姿は痛快で、恋愛物のドラマのノベライズのように、だらだらと続いていく感じが一切無くてよかった。最近は医療もののドラマが目立つけど、刑事ものとか裁判関係も増えて欲しいなあと思わせる1冊だった。