オープニングに野性の風(歌:今井美樹)が流れるシーンはとても心地良く、
ハリウッド映画を感じさせるカメラワークは良かった。
ところが本編が進むにつれ、いきなり生徒全員が踊り出したり、
モデルアニメーションを駆使した特撮など、おかしなシーンの連続。
妙な味わいのある作品へと変貌。
奇想天外なストーリー展開で見る者を唖然とさせた。
監督 大林宣彦
出演 林泰文 浅野愛子 南果歩 トロイ・ドナヒュー 尾身としのり 三田佳子 小林捻侍
洋販ラダーシリーズの
英語多読教材です。薄いので直ぐに読めると思います。
英語のレベルはレベル4で、少し、難しいかもしれません。特に、
アテネやトロイの人の名前が馴染みがなくて、登場人物のキャラクターを追うのに苦労するかもしれません。巻頭に主な登場人物の紹介がされているので、わからなくなったら、参照しながら読むと良いかも知れません。巻末のは、語注があるので、便利ですが、なるべく使わずに、読み通すのが良いのだと思います。確認ぐらいにするのが良いと思います。内容は、有名なトロイの木馬の話です。王女の強奪に端を発した戦争です。贈り物として、偽装した木馬の中に兵士を隠して、送り込む話です。人と神が混然としていた時代の逸話です。
昔、トロイ・ドナヒューは
日本で凄く人気だったらしいので見てみたのですが、
トロイ・ドナヒュー自身がヒロインであるスザンナ・プレシェットと
本当に恋をしただけあって、結構面白かったです。
でも、ちょっとだけ『旅情』に似ている気がするのですが…
ヒロインのスザンナ・プレシェットは他に
アルフレッド・
ヒッチコックの『鳥』に出ているみたいです。
主人公たちにすらも飾らない人間像を描写し、包み隠さず人間を浮き彫りにした歴史ドラマは黒澤明作品意外では本作品しか知りません。3時間を超える上映時間の史劇は中盤ダレるのが多いけど、本作品だけは別。最後まで画面に釘付けです。いままで観てきた史劇では黒澤明の「七人の侍」の次くらいの面白さ。