救急の
外科医でもあります。
交通渋滞で、あるいは無医村または専門医のいないところに派遣されるときに、ヘリコプターは、役に立ちます。
ただ、日本では、私有地であっても10m四方の空き地があって、事前に届けていないと、ヘリコプターは、着陸できないのです。それで、大変になってる。
ま、それはともかく、この作品を見ると、ヘリコプターは、民間人の考えているものと違った、強力な武器だということがわかる。
Karlheinz Stockhausen
Helikopter - Streichquartett
Arditti Quartet & Grasshoppers show team, Helikopter
Recorded: 1995 / 96
start der trubinen - einsatz der instrument - erster formel-durchgang [9' 54]
2. formel-durchgang - 2nd formula-cycle [9' 17]
3. formel-durchgang - 3rd formula-cycle [7' 37]
abstieg - schluss - descent - silence at the end [5' 00]
Total [31' 51]
ウチの近所には、空港がある。以前、私が住んでいた部屋は、部屋の遮音・防音効果のない部屋だったので、音楽を聴いていると、飛行機やヘリコプターの騒音に音楽がかき消されることが多かった。そういう意味では、ヘリコプターの騒音と音楽の融合という発想は、数十年遅れているのではないだろうか・・・それにヘリコプターカルテットよりも電気掃除機カルテットや
洗濯機カルテットのほうが、もっと私たちに身近なコンセプトだと思うし低予算で実演できるので良いと思った・・・。とはいうものの、この作品は騒音と音楽がうまく解け合っているのは見事だ。
私たちは、音楽を聴く時に、騒音・ノイズ(エアコンの音など)に邪魔されることが少なくはない(ヘッドホンで音楽を聴いてもノイズは皆無とは言えないだろう)。もしあなたが、音楽を聴く時、絶対に騒音に邪魔されたくなかったら、この作品「ヘリコプター・カルテット」を聴くとよい。なぜなら、この曲はもともと、ヘリコプターのうるさすぎる轟音にかき消される音楽だからである。そもそも、ヘリコプター・カルテットは、シュトックハウゼンが彼の「夢」から着想を得た作品であり、音楽におけるシュールレ
アリズムだと思う。彼は、ハイドンや
モーツァルトがヘリコプターに乗って、弦楽四重奏曲を演奏している夢を見たのかも知れない。
私たちが、オーディオで(LP レコードや
コンパクト・ディスクで)アコースティックな音楽、すなわちクラシック音楽を聴くとき、私たちは、あたかも「目の前で生身の人間が演奏してる」と感じることに、何ら疑念を抱かない。しかし、それは仮想現実である(ただし、本来オーディオで聴かれることを前提に発展した音楽。例えば
ジャズやビートルズは別である)。そしてその仮想現実は「ヘリコプターに乗った演奏者が弦楽四重奏曲を演奏しているのを、電気信号を介して聴くこと」と、それほど変わらないのかも知れない。シュトックハウゼンはそれを言いたかったのかも知れない。が、この作品を聴いていると、彼は、本当に、ヘリコプターを楽器とみなしたのかも、と思えてくる。それが、この作品のすごさだと思う。
水が噴き出る勢いを推進力にしてくるくる回ります。
設置は極めて簡単。
道行く高校生が「ヘリコプター!」と、驚いてくれました。
水圧が低いとうまく回らないので、ある程度
蛇口を開く必要があります。そうすると今度は水の飛ぶ範囲が大きくなって、我が家のお庭にはもう一つ小さいサイズでも良かったかもしれません。