東芝EMI在籍前期の廉価盤非公式ベストです。
デビュー曲『走っておいで恋人よ』から『さらば青春の時』までのシングルをほぼ網羅しており、曲順もおおむね納得です。
こういった非公式ベストでは「なんで?」っていうくらい適当な選曲や曲順をよく目にしますが、このアルバムは
アリスを好きな人(よく知る人)が携わっていることが伺えます。
タイトル『ALICE THE BEST II』が示すとおり『BEST I』もあり、前期のこちらに対し、そちらは後期のベストになっています。
残念なのが
ジャケットです。
このアルバムの写真は、シングル『夢去りし街角』の頃のもので、年代的に該当しません。
一方『BEST I』は収録曲が『冬の稲妻』から『秋止符』と後期であるのに、写真は『二十歳の頃』の頃のもの。
つまり、入れ替わってしまっているのです。お粗末です。
前述のとおり内容は良く、
アリスのデビュー曲から前期の名曲を手軽に聴くにはもってこいで、入門盤としてもおすすめできます。