さすがに「ドラマのTBS」!
確信犯的に創られた世界が広がる傑作ドラマ。
ボソボソと喋る三十路の伊藤美咲、意味深に挿入されるスーパー、
異様な速度で流れるエンディングのスーパー、
坂井真紀演じる母親のダウン
ジャケット・・・
単純な話の奥底には数々のギミックが隠されているのだ。
最初は、どうなるのかな?と見始めて・・・・とにかく面白いです。
主演の鮎川先生の
伊東美咲、お母さんの坂井真紀、美浦教授の
谷原章介、加賀美先生の
松下由樹、レミちゃんのママの杉田かおると皆さん配役がピッタリだったけれど、やはり花房賢人君の清水優哉君がとにかく可愛かった!
伊東美咲は電車男以来の当たり役にあたりましたね。今回はきれいなだけのバービー人形とか面白みがない、とか自虐的とも思える台詞が多くて笑えたし、最終回の講堂での発言は、すごく真実味が感じられて・・・凄く良かったです。
惜しむらくは10話は短い。スペシャルでもいいけれど、続編が見たい作品です。
ワーナーミュージック・ジャパンは、これだけの素敵なアーティストを輩出し、名曲を世に出してきました、という内容のアルバムでした。
リーフレットには、歌詞は当然として、それぞれの曲の収録アルバム名だけでなく、収録曲への思いをアーティスト自身のコメントで飾られていますから、それもこのアルバムの魅力を高めています。
コブクロ「蕾」、絢香「三日月」というメガヒット曲を冒頭に並べています。豪華ですね。絢香 × コブクロ「WINDING ROAD」は日本人デュオの水準の高さを示すものでしょう。
RIP SLYME「熱帯夜」に惹かれました。4人のラップの掛け合いが、不思議な音楽空間を形作っています。歌詞を見て驚くのはジェネレーション・ギャップの表れでしょうね。
Superfly「愛をこめて花束を」の越智志帆の力強い声帯は魅力的ですし、強烈な説得力があります。ブルースやロックといったジャンル分けを超越したヴォーカルですし、サウンドでしょう。
山下達郎をずっと聴き続けていますが、「FOREVER MINE」の声の輝きは全く落ちていません。アレンジと歌詞の多彩化はますます進み、孤高の領域に入っています。話題になった映画「
東京タワー」の主題歌ですが、大人の音楽とはこのようなものだ、というふうに聴かせてくれました。歌の上手さにも改めて脱帽します。
竹内まりや『人生の扉』の歌唱にはジーンときます。彼女の人生へのメッセージというべき綴られた言葉が、実感を持って重く温かく心の奥深い所に届きました。辛くても悲しくても精一杯人生を生き抜いてきたような人達が、皆、共感できる歌ってそんなに多く存在するわけではありません。ステキな人生の歩みを見せていただいた思いです。