新鮮味はないが安定感があり、シリーズの続編としては楽しめた。
そつなくトリックの特徴的なキャラクターの現状を押さえ、
最低限のシーン数で、物語の舞台である村へと到着する。
今回の相手役である松平健は期待以上の存在感で、
来歴を活かしたその移動手段がイカス。
矢部とアキバの警察コンビをストーリー進行役からあえて外し、
完全にギャグ要員として遇したのも英断だったと思う。
この為にストーリーがすんなり頭に入りやすい。
全体的にどこかで見た話、聞いた話、知ってる展開ばかりだが、
シリーズ物の最新版焼き直しという位置づけであれば、
むしろこれくらいの方がわかりやすくて客受けはよいだろう。
犯行動機を理解できないし、死に対する村人の恐怖のなさにも驚くが
今更もはや観客が違和感を感じることさえないのもシリーズとしての
約束事か。
トリックシーズン1の頃の面影はもはや無いが、
シーズン3で形成されたあの緩い感じでずっといく。
中途半端に大作感を出そうとか、完結させようとか
もはや
スタッフも出演者もみじんも考えていないお祭り作品なので、
大風呂敷を広げることもせず、等身大のトリックでいてくれるのは良かった。
課題としてはマンネリズムなのだが、それはむしろ今作のテーマなので
あえて目をつぶろうというか、それこそが本作の全てと言っていい。
シーズン1の
佐野史郎の存在感が懐かしくなってしまうけれど、
今の形で安定的に存続できるならそれも
アリか。
しかし「ゾーン」「スリスリスリット」に匹敵するキーワードがなかった。
そこだけが残念でならない。
最初の劇場版に比べれば、知らない人でも ま だ 楽しめるのではないか。
このまま毎年風物詩として映画化してくれるなら、それはそれで楽しみである。
仲間由紀恵の劣化具合も一時期に比べて改善した。
まだまだ続けられそうである。
友人に勧められ観てみました。
友人曰く激しく面白いわけじゃないけど気になって最後まで見ちゃう作品w と言われ、あんまり期待していなかったのですが…(^w^)見てみるとホントにハマりますw
犬好きの方は特にハマると思いますよw
フレンチブルのペスがかわいすぎる(;'Д`)ハート
原作を読んだ時に、大げさでなく腹が捻じれるほど笑ってしまいました。
映画化のニュースが伝わりルシウス役で
阿部寛さんが主演するという報道に接して、「うわっぴったりだな」と正直思ってしまい、それだけで絶対に見たいと興奮して夜も眠れなくなりました(ウソ)。
おまけにアメリカのHBOとイギリスのBBCが200億円使って撮影した『ROME』のセットを使用するらしい、ということで期待はいやがうえでも膨らみます。
『ROME』も面白かったですからね。
映画会社の巧みなパブリシティに乗せられるのが気持ちよく、遂に映画は公開されました。
感想としましては、ほぼ期待通りと言えます。
何しろ、古代
ローマ人が日本の銭湯にワープするという設定が衝撃的ですから。
この場面は何度も繰り返して見たくなるかもしれません。
阿部さんが最高ですね。
長所は :
(1) 文書構成ではなく「文」に焦点
本書は、一つひとつの「文」をいかに理解されやすく書くか、というミクロな話題に重点をおいている。
他の文書作成本の大半は、英作文の技法を輸入しただけなので、資料集めや章立て構成といったマクロな話題の解説だけで終わっている。
これと対照的に、本書は文単位のミクロな分析に注力している。その結果この本は、日本語文法特有の問題を真正面から扱うことになった。これが際立った特徴である。
(2) 例文が豊富
ひとつの話題について、3〜5個くらいの例文・その改善例が挙げられている。本書の傍題は「77のテクニック」だから例文は数百にのぼる。しかも例文はどれも、実際に出くわしそうな悪文である。
本書の例題に目を通せば、大量の文書校正を実際にやってみた場合と同程度の経験値を得られるだろう。
(3) 前置きが短い
本書では、「はじめに」「目次」の後、いきなり「第1章 短く書く / ヒント01 短く言い切る勇気を持つ」と本題に入る。読者が知りたいことが真っ先に書いてある。
他の文書作成本の大半では、第1章は、読者にとって無意味な能書きで浪費されている。例えば「そもそも良い文書というのは云々」「問題は日本の国語教育にあり云々」「
英語では文法が云々」。そのような回りくどい本にかぎって「結論を先に書くべし」と説いていたりする。
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欠点は :
(1) 改善の根拠が書かれていない章が多い
例文と改善案を列挙するだけの章が多い。特に助詞の使い方に関する章で顕著だった。
日本語の文法はいまだ十分な研究成果が得られていないが、文法書からのエッセンスだけでも根拠として示してほしかった。
(2) 悪文のパターンがまだ少ない
例えば
・「美しい水車小屋の娘」のような曖昧な文についての章がない。日本語が曖昧な言語だとは私は思わないが、日本語では文法を破綻させずに曖昧な文を書けてしまうことは確かだ。曖昧さを避ける技術についても書いてほしい。
・「その社員は社長を現場を見ていないと言って批判した」のような、助詞の使い方から生じる混乱について書かれていない。
もっと理論的な部分に突っ込んでほしいと思うので星4つ。