同名の商品がもうひとつありますが、品番PH328HW60は女性物です
こちらの商品PH318HW10が男性物になります
フリーサイズでも男性用(〜60センチ)、女性用(〜59センチ)と大きさが違います。
通常60センチオーバーのキャップをかぶっているので、
一般的なフリーサイズの帽子はちいさくてあきらめることが多いのですが
この帽子はちょっと大きめにできているのか、きちんと余裕を持ったフィット感でかぶれました。
ちいさいサイズの帽子をかぶっている方には、ドローコードでサイズ調整できるとは言え
ちょっと多きすぎるフリーサイズかもしれません。
実際かぶってみての感想は
ヒサシの部分がきれいに均等に波打つようにステッチが入っているので、
かぶるとヒサシのラインがとてもきれいです、とくに前から見たときに左右対称にうねってくれて気持ちよいです。
薄い素材でできてはいますがそれなりに蒸れます。湿気の多いときはあまりかぶりたくないです。
多湿のときは
メッシュ多用や大胆にベンチレーションのあいてる帽子が断然いいです。
強風のときにヒサシがパッタンパッタン動いてかなり不快です。
ウォーキングとトレッキングで使っているので不快ですんでますが、
登山などでは集中力の妨げになる可能性もあるのでお奨めしません。
見た目の感想は
アウトドアウェアとの相性は問題なし、とくに色の雰囲気がフェニックスのアウトドアパンツと相性良いです。
アウトドア系のカジュアルな服装とは、違和感あるレベルではないですがあまりお奨めしません
アウトドア系以外の服装とは相性良くないです。
コンパクトに折り畳め、バッグに入ります。日照り時に取り出して容易に暑さをしのげます。
ストーリーは、
サハラ砂漠上空を飛行中だった石油会社の輸送機が、砂嵐に遭遇した為にエンジントラブルを起こして砂漠のど真ん中に墜落する。
生存者は12名。
無線は壊れており飛行ルートからも大きく外れていたため救助は来ない。
飲み水は10日くらいで底を突いてしまう。
迫り来る死を前に自暴自棄になる生存者たち。
しかしそんな中、自称航空設計士の若者が突拍子も無いアイデアを提案する。
なんと墜落機のスクラップから飛行機を自作して砂漠から脱出しようと言うのだ。
ワラにも縋る思いの生存者たちはこの試みに賭けてみる事にする。
そして「フェニックス」と名付けられた飛行機の制作が開始されるのだった。
砂漠を舞台とした脱出に命を懸ける男の物語だが、この映画にはヒーローは1人も存在しない。
どちらかというと癖のある登場人物達が人間関係にギクシャクしながらも時には団結し、時には争いながらもやっとの思いで飛行機を完成させるといったリアルな展開に感動させられる。
また無謀にも歩いて砂漠からの脱出を試みる男やアラブの戦士に助けを求めにいくが逆に殺害されてしまう男なんかの話も出てくる。
そして精神に異常をきたす男も出てくるわで、とても生々しい人間を描いているところに観ている側がついつい引き込まれてしまう。
そしてそんな映画をジェームズ・スチュワート、リチャード・アッテンボロー、アーネスト・ボーグ
ナイン、ピーター・フィンチ、ジョージ・ケネディなど個性的な面子達が盛り上げてくれる。
時間が経つにつれ、役者の肌の色が黒くなり髭面になっていく様なんてのもリアルだなあ。
年老いたジェームズ・スチュワートの髭面も良い。
1965年の作品で、一言で言ってしまえば、孤立した砂漠で起きる人間模様だけにテーマを絞り145分見せ切ってしまうところの映画的手腕が凄いって事だろう。