すくらっぷ・ブック(1)を購入し、当然(2)も購入しました。
今は失われつつある、人間のつながりを未熟な中学生の成長の過程から読み取ることが出来ます。
連載当時は、クラスでも好き嫌いがはっきり分かれた作品で、はまった人は、とことんのめり込んだことを思い出します。
現代社会に疲れた方にぜひ。
同時進行で、中学生を過ごしたこともあり学園マンガの中では、 一番影響を受けています。
恋愛話に”わざとらしさ”というか”そんな訳ないだろ!”というような臭さはありますが、 それはそれで、この漫画の味なのです!!
いまでも読み返しています。 ・・・ちなみに一番好きな話は第39話 ”ばーちゃん”です。(この巻ではないですが。。。)
あと、同じ時期に月刊でやっていた”星のローカス”も好きですよ!!
小さな頃、いろんなことが冒険だった。
初めてのことばかりで好奇心いっぱいだった。
「冒険」という言葉だけでワクワクしたものだった。
大人になるといつの間にか冒険を忘れていた。
人類が冒険する場所はなくなった。
地図はすべて描かれてしまい、どこもかしこも踏破されてしまった。
いつしか人類までも冒険を忘れてしまった。
そこに空があった。
人は冒険に出かけたいと思うだろう。
高さに冒険をいどんだ男達の物語である。
自分の中に眠っていた冒険魂が目覚めた。
もう一度、未知のことにチャレンジしようと意欲をもらった1冊です。
ひょっとしたことから二人で鉄道旅行を始める二人。
掲載雑誌が途中休刊したため、描き下ろしを含めて小学館で初めての単行本化された作品です。
電車車内などもきわめて正確に・精密に描きこまれており、鉄道マニア・旅行マニアなら飛びつくとても良い作品です。
もう、廃線になってしまった中央本線の碓氷峠を走るシーンなども描かれており、旅行雑誌の連載なら、長期連載になったであろう作品です。 不況で旅行を控える人が多い中、せめて、この本を読んで、過去に旅行した風景を思い出してほしいです。
初めてHelloを聴いた時の衝撃から、もう15年、やっと15年。 人生を変える音楽という物は存在すると言うことを、身をもって体験しました。
小山田の英語発音が下手だとか、演奏が下手だとか、そういうことは一切関係なくて 彼らが作り出してた音楽とその周りの空気というか、空間、センス、全てが特別でした。
たぶん彼らの音楽は、10代後半の人生でもかなり特殊なある一時期に聴くことで、 より強力にその力を発揮する気がします。約束しないでも友達に会える学校生活、 利害関係のない友人関係、学校というシステム化された時間と、放課後という解放された 時間の積み重ねの日々。そんな人生の限られた短い時間に、彼らの音楽や思想は ぴったりと重なってきます。
甘くとろけるようで、しかし力強く、しっかりしていて、それでいて、暴力的でもある メロディと、奇跡としか思えない日常的で、若々しくて、世俗的で、計算され尽くされていて、 でも隙だらけで忘れられない歌詞。
晴れの日も雨の日も、風の強い日も、気持ちの良い春の朝にも、けだるい夏の昼下がりにも、 さわやかな秋の夕方にも、ピンとした冬の夜にも、どんな時でもいつまでも聴いていたい 曲ばかりです。 日本にこの様な音楽が生まれたことを、我々日本人は決しては忘れてはいけないと思います。
と言う感じで、15年経っても冷静に理性を失わせてくれる力を失っていない作品です。
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