キャメロンがシナリオに関わっているからか、
無駄なシーンが無い、見事な展開です。
分かりづらかったり、複雑な展開は無く、
次から次へとアクションシーンが満載です。
一気に観終わるので、ご覧になっていない方は是非。
この本は映画を観た人にも自信をもってオススメできる作品です。
普通映画のノベライズは映画より質が落ちるものですが、これは小説として再構築された別物であり、「一人だけの軍隊」の真の続編だと言えます。
ポイントは、初代ランボーの原作である小説「一人だけの軍隊」の作者、デイヴィッド・マレルが「怒りの脱出」の脚本をもとに大胆に脚色し、新しい小説にしていることです。
デイヴィッドは「一人だけの軍隊」で殺したはずのランボーを映画の内容に合わせて甦らせ、「怒りの脱出」を自分のものにして自由に世界を広げています。
このノベライズの機会を利用し、前作で描けなかったランボーの過去や内面、独自の演出など、映画と違う自分の小説を作り出しています。
これは完全にデイヴィッドの小説であり、「ランボー2」ではなく「続・一人だけの軍隊」と呼ぶほうがふさわしい。
知らない人はこれが映画の原作だといっても信じるのではないでしょうか。
まさにもっと評価されるべき小説の新しいスタイルだと思います。
いままではHMVが8000円の値段をつけてボッタクリ独壇場でしたが、Amazonが輸入再開したおかげで定価で手に入れられました。 曲目も申し分なくあの興奮が再び味わうことができます。 しいていえば救出時のクライマックスの曲が2のサントラにしか入っていないのが残念 またいつ品切れになるかわからないから今が買いで間違いないでしょう
2006年公開された「ロッキー・ザ・ファイナル」を観に行き、今まで味わったことが無いほどの衝撃を受けた僕としては、今年公開の「ランボー」も是が非でも観に行かなければ・・・と思い劇場に足を運んだ。
観た感想、正直最初は、あまりの残酷なシーンに恐怖感すら覚えてしまい、(劇場だから、尚更だった)「これが、あのロッキーと同じ製作者の作品なのか?」とすら感じるほどだった。 しかし、最後まで観終わった後、映画館を出て感じたことは「良かった・・・。」だった。
本作を観てから、僕の中で意識が変わってしまい、ウエイト・トレーニングを始めたり、戦争映画を観始めたり(名作と呼ばれている作品でも、本作には、遠く及ばなかったが・・・)、ランボーの書籍、グッズを買い集めたり、何かとその後の行動が偏りはじめた。
しかし、それだけの影響力が、この作品にはある。 「ロッキー」で夢をあきらめないことの素晴らしさを教えてもらい、「ランボー」では、反比例するかのように、強烈な現実を味わせてくれた。
皆さん、この作品は、飯を抜いてでも観る価値のある、数少ない映画です。 絶対観ましょう。
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