DVDがジョナサンVocalのオリジナル曲が聴ける唯一のメディアになるので(サントラは別の人が歌っている)、それだけの目的でこれを買う人も少なからず居ると思います。自分もそうですのでその視点から。 特典のビデオクリップ集でForsaken, Redeemer, Systemはフルソング、Not Meant For Me, Slept So Longは特典の未公開ライブシーン集でほぼフルソング入ってます。歓声など、SEは入ってますが・・・ あと「レスタトの音楽」という特典映像にジョナサンと、サントラで歌ったDisturbedのディヴィッド、Linkinのチェスター、Static-Xのウェイン、マリリンマンソンが短いコメントで登場します。 劇中では、主人公の女にチケットを売りつけようとするダフ屋役でジョナサンが・・。意外にナチュラルな演技でした(笑) とりあえず買っておきましょう。
僕はこの映画のラスト・シーンが非常に面白いと思う。
永遠に生きるヴァンパイアの男女がロンドンの街角を歩いていて
周囲の人間の動きがどんどん早送りになる。
逆に二人のヴァンパイアの歩みはスロー・モーションなのだ
つまり永遠人=タナトイド=不死人である二人は
あらゆる時代を超えて存在し続けているのだが
普通の人間は時代の波に呑まれ、花火のように一瞬にして
燃え尽きて消滅していくというイメージだ。
街を歩く無数の人間が時間の中に溶けていき、すごい勢いで消滅していく。
バックにミディアム・テンポのへヴィメタリック・サウンドが響き渡るが
それはゾンビにして永遠の選民たるヴァンパイアにこそふさわしい音楽だ。
他のシーンとつながるシーンではなくヴァンパイアの存在形式を
表現したイメージ映像だが、ヴァンパイアという存在形式を完全に象徴している。
ラスト・シーンの直前でヒロインが遂にヴァンパイアの眷属と
なったことが暗示される。自らの永遠の生のために無数の人間を
餌食にするという究極のエゴイズムを選択したわけだ。
ヴァンパイアになる方法があるならキリスト教徒でない限り
拒否する理由はないのである。
いわゆる道徳にも「永遠の若さ、永遠の生」という
究極の欲望の実現を阻む力はない。
永遠に生きたいという根深い願望が誰にでもあるのだ。
だからこの映画の決定的な反道徳性は重要だ。
この映画はビジュアル的に美しいから余計クローディアのレスタトへの仕打ちにゾッとするのでしょう。トム・クルーズさんは余り好きではありませんが、この映画ではまるで芸術品のようです。原作者が始め批判した事も後で絶賛した事も知りませんでしたが、この映画に限りトム・クルーズさんいいな、金髪で正解ね♪と繰り返し楽しみました。それをあんなふうに、クローディアはレスタト以上に冷酷と感じてゾゾゾッ。笑顔がまた怖い。まぁ姿は女の子でも、内面は大人ですから。最期は可哀想でしたけど。しかし同姓愛とは気付かなかった私って…。ブラッド・ピットさんが少々女性っぽく見える、とは思いましたが。メークの技術の凄さ、改めて実感しました。
アントニオ・バンデラス さんの舞台は「悪魔の追跡」の儀式のシーンを思い出させました。短髪のほうがカッコいいかな。好みの問題ですけど。まぁ買っても損は無い一枚でした。吹き替えも良く元がとれましたから。
01年8月に飛行機事故による不慮の死を遂げたディーヴァ、アリーヤの出演作品。配役は前作とはかなり変更になっているものの、単体作品として考えれば結構楽しめる。何よりもアリーヤの妖しいまでの美しさを見ていると、早逝が残念でならない。
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