プレゼントしたのですが喜んでもらいました。お店の対応もよかったです。
トリコ20巻の内容については、みなさんいろいろと書いていただいているので、私はどうしてトリコを読むようになったか書きたいとおもいます。 最初は、ワンピース3D映画がトリコと同時上映されるということで、ジャンプが力を入れている漫画の一つとしてトリコを知りました。 その時の印象は、「オレンジ色の服を着させてドラゴンボールを匂わせつつ、ハンター×ハンターのグルメハンターのみを深掘りしただけの漫画」であり、 あまり良い印象ではなく、とても漫画を購入するまでは踏み込めませんでした。
そんなとき、子供たちがアニメのトリコにハマり、それなら原作漫画があるよということで、 子供たちのためだけに購入をしようと思った漫画です。
トリコは中古本の取り扱いが少なく、あっても最新刊がほぼ定価で売られているレベルでしたので、 人気があることはわかりました。
ある程度のレベルに達した面白いマンガであることを確信し、1巻を購入しました。
初め想像した部分が当たっているところもありましたが、ジャンプの王道内容で、ちょっと変わった形での友情や冒険、戦いを繰り広げていました。 作者の独特な持ち味が面白く、ハンター×ハンターの黒さがない明るい内容となっていました。 子供と同じくらいハマってしまい、最新刊をamazonで予約するようになってしまいました。
変な先入観のため、読むまでに遠回りしてしまいましたが、読んでいない人はどんな媒体でもいいので内容に触れてみることをおすすめします。 このレビューで興味をもってもらえたら嬉しい限りです。
海外版を先にプレイ・クリア済、マルチプレイもプレイした上でこの国内版も購入し、現在プレイしている上での感想です。
過去作はプレイしていませんが、旧作ファンの方々からはカジュアル化した本作を受け入れられないといった声も少なくありません。 自分はFPS・TPS共に話題になっているものはほとんどプレイし、面白かったものは国内版も購入するといったスタイルですが、TPSとして見るとなかなか良く仕上がっていると思います。 カバーアクションのTPSですが、あくまでも特殊"隠密"部隊のゲームなので、ギアーズ・オブ・ウォー等に代表される激しい撃ち合いのゲームではなく、そういうものを期待していると肩透かしを食らうことになります。 同じメーカーのスプリンターセル:コンビクションを分隊単位でプレイするものと考えると分かりやすいかと思います。
4人という少人数(ミッションによっては単独もあります)ではありますが、近未来戦ということで、実際に研究/実戦投入が予定されている最新の武器・ガジェットを駆使することで大多数のテロリストや兵士と互角に渡り合うバランスがなかなか良くて、カバーなどをせずひたすら前に出て撃ちまくってもあっさりやられてしまいますし、高難易度でランボープレイをするとまずクリア出来ません。 センサーやドローン、各種ゴーグルを使ってまず敵の配置を偵察し(巡回ルートはメタルギアシリーズよりもやや複雑だと思いました)、マーキングして味方と同時に射撃をして敵を排除していくのが基本です。 敵に見つかって撃ち合いになってそれを凌ぐことも出来ますが、見つからない様に静かに排除していくと楽になります。 手応えを求めるなら最初から敵と正面からぶつかっても良いし、隠密が好きな方はどの順番でどの敵を排除していけば見つからないかなど、考えて進むことも出来ます。 ドローンで敵をマーキング→味方に撃たせるというやり方で、自分で一度も発砲せずに進める場面もあるくらいです。 味方AIが必要最低限のことだけして、且つ他のゲームの様に邪魔をすることも少ないので、優秀に感じるかと思います。 小隊のリーダーである自分が敵をマーキングすると、他3名が近くにいるマーキングされた敵に照準を合わせ、自分の発砲に合わせて一斉射撃し、最大で4人同時に敵を倒せるのが快感になります。 キャンペーンのボリュームもなかなか多く、ヘリやハンビーに乗ってのミッションもあって飽きさせない内容になっていると思います。 キャンペーンは最大4人のオンライン協力プレイに対応していて、一人でもフレンドとでも楽しめます。 それ以外にマルチ対戦とゲリラがあります。 ゲリラはギアーズ・オブ・ウォー他、様々なゲームで最近増えているホード型のモードで、こちらも最大4人で協力し、たくさん出現する敵を倒しながら拠点を守るモードです。
マルチプレイは6vs6の最大12人で対戦するモードですが、他のミリタリー系シューターと違って、デスマッチやチームデスマッチ等のたくさん倒したチーム/人の勝利というモードはなく、全てオブジェクト系のモードです。 オブジェクト系が苦手という方は受け入れられないかも知れませんが、マルチプレイも味方との共闘感を実感できるものになっていると思います。 1チーム6人ですが、バトルフィールドの様に3人の分隊が2つという考えで、リスポーンも同じ分隊のメンバーの場所か初期の地点になています。 キャラクターのクラスは突撃兵、工兵、偵察兵の3種で、レベル制を採用しており、レベルアップすると武器や装備がアンロックされていきます。 各クラスには独自の装備品があるので、味方が全員同じクラスだと連携が取れたチームに対して苦労すると思いますが、逆にフレンドと協力して、役割分担をするとすごく楽しめます。 オブジェクトルールしかないので、いわゆる"キル稼ぎ"や"芋スナ"などと呼ばれるプレイスタイルのプレイヤーがいるチームは負ける確率が高くなってしまうのも興味深いところで、一人でオブジェクトに向かってもどうにもならないので、やはり味方に協力してもらわなければなりません。 一人がセンサーを置いたら味方は敵を待ち構え、その間に他のプレイヤーがオブジェクトをキャプチャーする、といった感じでプレイすれば勝てる確率も上がり、共闘感があって面白くなります。
また、このゲームの最大の特徴として言って良いかと思いますが、武器の改造に物凄く力が入っています。 銃の数自体多いですが、マズルからマガジン、サイドレール、アンダーバレル等といった、ほぼ全てのパーツが交換出来て、自分好みの銃を作ることが出来ます。 キャンペーン及びマルチプレイでそれぞれ改造したものが使用出来、レベルアップやキャンペーン内のチャレンジ達成によってパーツや銃がアンロックされていくので、モチベーションにつながると思います。 トレイラーや過去の情報などで武器改造のことは知っていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。 キネクト対応となっていて、ジェスチャーのみで武器のパーツの交換、分解及び組み立て、試射が出来ますが、毎回認識画面から入るので煩わしいと思った方はオプションでキネクトの使用をオフにしておいたほうが良いかも知れません。精度は悪くなく、慣れればスムーズに動かせます。
このゲームの短所として考えられるのは、まずキャンペーンとゲリラのマッチングはクイックマッチ(いわゆる野良)が無く、何故かフレンドか、プレイしたことのあるプレイヤーの招待に限定されています。 故にフレンドのいないプレイヤーは一緒にプレイする相手がおらず、フレンドを探さなくてはならないので、何故こういう仕様なのか疑問です。 マルチプレイはクイックマッチがあるので余計にそう思ってしまいます。 また、一部のカットシーンがスキップできないのでテンポが悪くなることがあるかと思います。 実際の戦闘中は気になりませんが、カットシーン中のグラフィックはあまり良くなくて、キャラの表情が固い気がします。直接ゲームの楽しさに直結する要素ではないかと思いますが、気になる方は気になってしまうかと思います。 自分はまだ試していませんが、フレンドが言うには日本語音声の訳がどうも変らしいです。 英語音声・日本語字幕だと気にならないようなので、字幕が苦手でない限りは日本語音声でプレイしないほうが良いようです。 そして先にも述べた様に、ルールを理解していないプレイヤーやスタンドプレイが目立つプレイヤーと同じチームでマルチプレイをすると面白くないことがあるので、そのあたりのバランスもいまいちかと思いました。 分隊でのプレイですが、味方AIに射撃以外の指示も出せれば良かったかと思います。タクティカルTPSと呼ぶと語弊がありそうな、惜しいシステムです。 旧来のプレイヤーが不満に思っている点はここにあるのかなとも思いました。
しかしながら、短所を補って余りある良い部分がたくさんあると思うので、TPS好きな方や、ミリタリーゲームが好きな方は是非一度プレイしてみて頂きたいと思います。
原題THE BURNING PLAIN(燃える平原) あの「バベル」の脚本家が作った映画なので、覚悟して腰を据えて見ました。
最初は3本のストーリーが交互に描かれていて、見る者を混乱させます。 シルヴィア役が少女時代(ジェニファー・ローレンス)、現代(シャーリーズ・セロン)の2人で演じているのが余計に別物語だと、混乱に拍車をかけます。
3本とも単純なストーリーなので、見る上でストレスは感じませんが、疑問だらけになります。 それを1つの物語へと繋げて行く展開は見事であり脚本は面白いですが、構成が凝り過ぎていて観るのに疲労感を覚えます。
時系列的に描く事でシルヴィアが根源的に抱えている悩みや、その延長線上での人生での選択と生き様を、より一層明確に描く事が出来たはずだと思います。 せっかくのキム・ベイシンガーの役どころと名演技も、バラバラに進行させる事で印象が薄くなり存在感が無くなっています。 並列的な描き方が原因で、俳優を贅沢に使いながらも生かし切れていません。
人間の本質的なテーマを扱った映画であり、普遍的な作品に仕上げる事が出来たと思われるので残念です。 邦題「あの日、欲望の大地で」はこの映画の核心を突いており原題より良いネーミングだと思います。 でも、あぁ疲れた・・・
僕は配給会社のつける邦題というものが大嫌いなんだけど、このトリコロールに燃えては、原題の趣旨からはずれているけど、それなりにまあまあというところだと思う。tricolore (three colors)、つまりイギリス、フランス、スペインという三つの色を持つ国が舞台であり、三人三様の生き方が織り込まれているという点で、さらにいえば、主な舞台になったフランスの国旗が三色旗だからという点で、まあまあとは思う。しかし、原題のhead in the cloudsには、空想にふけって、とか、非現実的な、という意味がある。この場合、後者の、非現実的なまでにドラマティックな三人三様の愛のドラマ、という意味が正確なんだと思う。
ドラマティックなメロドラマであり、スペイン内乱と第二次世界大戦という戦争という状況設定、しかも三人の主人公がそれぞれの形でその状況に加担しながら、それぞれに愛し合う。そんな意味では実に非現実的である。
中心となる主人公は、Charliz Theron演じるGildaといっていいが、前作のMonsterで体重を増やしてからまた減量して挑戦する姿勢は凄い。その減量法をまねたいくらいだ。ただ首回りのあたり、少しふくよかさが残ってる。相変わらず顔はきれい。ただしほくろの多い背中とそばかすの胸はあまりいただけない。彼女のカレンダーを見ながらいつもそんなことを思ってる。ま、どうでもいいことだが。
三人の主人公はそれぞれの主義にしたがって行動する。そうなるとバラバラになってしまいやすいし、そういうところもあるのだが、不思議に縁がつながっている。そこは映画でもあるし・・。Gildaの思慮深くも奔放な性格は、結局、連合軍に情報を送っていたという下部の活動が理解されぬまま、家族を殺されたレジスタンスによって殺害されてしまうけど、まあ、こうした形で同盟者が犠牲になることもあったんだろうな、とちょっと考えさせる。人間、なかなか理解されないものだと思う。
まあ、そんなことなどを考えさせてくれる点で、これは単なる戦争メロドラマとは一線を画しているといえるだろう。
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