数年起きに思い出したように見返してしまう「帝都物語」、その度に面白さが増すのが楽しい、 昭和の特撮ならではのおどろおどろしい雰囲気が最高で、CG全盛で昭和のようなフィルムの質感から遠ざかる一方の現状では面白さはこれから益々増加するだろうと思う、 膨大なエピソードを詰め込んだために見ようによっては消化不良なのだが、それも映画らしい脚色による省略と考えれば実に映画らしい映画として楽しめる、 強く作家性を主張しなかった実相寺監督の演出も職人気質に徹した見事なものだ、大オープンセットはもちろん当時のオールスター出演も美術も音楽も贅沢を尽くしたもので昭和末期の景気のよさがいい方向に影響していると思う、 改築前の神田明神ロケはいまではもう味わえない当時の絶妙な雰囲気を醸しだしている、 今となってはあんがい本作で最も貴重なシーンかもしれない、
見直すたびにほれほれするのが白袴で白馬に跨り加藤との対決に臨む原田美枝子演じる恵子の姿だ、 彼女の上品さに満ち満ちた凛々しさこそ日本の女性美の極致だろう、かつてわが国の歴史に中は恵子のような凛々しく美しい女たちの一群が確かに存在していたことを忘れていけないだろう、 加藤との対決でいったん加藤が倒れた後に恵子が気を緩めるのだけが残念、 もし恵子を武士の血筋という設定にしておけば倒れた直後の加藤に止めを刺そうとするが不死身の加藤が逆襲するという描写にできたのが、
まぁ画面が面白いからどうでもいいことではあるが、原作でどう説明されているのか知らないのだが、どうして加藤は護法童子を操れるのか? 護法とは文字通り法を護ること、法とは仏法を意味する、さて加藤の妖力に仏の力が負けていることになってしまうのだが、
冒頭の平井の台詞がつっこんでくれ!と言っているので突っ込みます、
渋沢栄一達に東京の地脈について説明する台詞「この帝都を走る地脈はすべからく一点を貫いている」、変な言葉遣いでしょう、すべからくとは漢字で「須らく」、 台詞が言いたいのはおそらく「地脈が全部将門塚を貫く」の意味なので総ての意味ですべからくを使っているわけだ、これって特に団塊世代に多く見られる有りがちな誤使用、 たぶん団塊世代がよく読んでいた誰か作家なり有名人が間違って使っていたのがそのまま広まったのだろうと想像しているのだが、より若い世代が利用しているこのレビュウ欄でもけっこう見かけるのでコメント好きな人は突っ込みいれるといいでしょう、
子どもたちの特撮熱も以前よりは治まってきたので、そろそろライダー見るのも卒業かぁ……と、何となく寂しく思っていたのですが。 つい見始めたのが運の尽き。 あっという間に心を奪われてしまいました(親子ともに) 兄は翔太郎の口調を真似して日々成りきっており、フィリップ役の弟は変身時に倒れるところまでこだわってます(笑) 今まで子どもは割と変身後にしか興味なさげだったのですが、Wは(変身前の)役者さんたちのやりとりも笑いながら見ています。
親はと言えば…OPの曲も映像も格好いいし、風都という街の設定や不思議な雰囲気にぐんぐん引き込まれていきました。 犯人・敵役の役者さんも豪華で話に深みがでていましたし、敵にもそれぞれが抱えるドラマがあり、もう、出てくる人みんな好きです! もう、途中からは完全に普通にアクションのあるドラマとして見てました。 日本の連ドラにはがっつりアクションメインのドラマって少ないですよね… その点、ライダーシリーズ(戦隊シリーズもですが)は、非日常的な設定を生かしていて、かつアクションも楽しめる最高の「ドラマ」だと思います。 その中でもWは大人も子どもも楽しめる良い作品だと思います。 これを参考にどこかの局がアクションメインの連ドラ作ってくれないかな〜と切実に思いました。 途中からの視聴なので、DVDでゆっくり楽しんでいきたいと思います。 風都最高!
夏川結衣さんイチオシ。
監督によるとわざと彼女を追い詰めるようにして撮っていったらしいので、どういう気持ちや考えでこの映画の撮影に臨み、演じていったかが知りたかった。
そういう意味では彼女のインタビューがないというのは画竜点睛を欠くというべきか。
俳優さんが朗読しているからだと思いますが、内容の割に値段が高いです。 3千円以下が妥当ではないでしょうか? 機械音のようなわずかな高い雑音が気になります。 それから朗読で何と言っているのかわからない部分が多いです。 私としては雰囲気よりもハキハキと内容が分かりやすく朗読してくれたほうが、 ありがたかったです。
寺田農愛ラブYOU 人柄が出てて良かったよ
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