谷川俊太郎氏の傑作「生きる」の冒頭『生きているということ いま生きているということ』の後ろに、 mixiのコミュニティの参加者により1行から数行の短い言葉を繋げて出来た詩集。
読むまでは、正直、ちょっとシリアスな感じなのかなあ?と思っていましたが、 人に何かを伝えたい、そう願って溢れ出た言葉が、帯にもあるように、「泣きたくなるほど優しい」気持ちにさせてくれます。
うれしい、楽しい、苦しい、寂しい、切ないなど、さまざま気持ちをも包含する「生きるということ」。
作者らの心情も片隅に載せられているため、より心に深く響きました。
どんな状況でも、いま生きているということは素晴らしいこと、とシンプルに訴えかけてきます。
きっと、自分にぴったり当てはまる詩に出会えるはずです。
(このレビューもどきは無駄に長いです。)
なんといいましょうか…
私は、今回のアルバムはインディーズでリリースされた「QuoVadis」を超えられないように感じました。
ギターは「QuoVadis」よりもスカスカです。もしかしたら5thよりかもしれません。
そしてブックレットにドラマーの名前が見当たりません(爆)
あとはストリングスも所々記載なしでした。
音の少ないAメロのアレンジなので、ベースの目立つ6ではベーシストの記載がありません。
ベースも所々記載無いと言った状況です。
全部生にしてほしかったですねぇ。ええファンの我侭なんですけどね。
外部アレンジャーを雇っているのもきになります。
黒瀬さん自身でアレンジしていない意味がわからないんですが…
大人の事情なのか…よくわかりません。度し難いです。
しかしまぁ、見当はずれなアレンジをすることはなく、Asrielのスタイルを踏襲しているので、
つまんなくなったりしない楽しめる楽曲たちです。
ですが追憶の誓いのアレンジ違いには首を傾げてしまいましたよ。
これは個人的に気に入らなかっただけかもしれませんが。
今作ではストリングス使いが彼等自身のには及ばないと感じました。
黒瀬さんのアレンジならば、めちゃ壮麗だったり、絶妙なタイミングで飛び出したり、様々な形相で迫ったり…
…要するに私は間奏やソロに見せられなかったのです。
そもそも一部の曲では音自体が「QuoVadis」以下に感じたんですが…
メジャーなんだから打ち込みも六弦アリス(打ち込みなのにすごい音のいい同人ユニット)なみに時間を掛けて凝ってもいいもんだと思いますが…これも如何せんな事情があるんでしょうか。
なので、「QuoVadis」で「eternal memory」を聴いたものとしては、こっちに収録されなくてよかったな、と感じました。
全体的な感想としては完成度の高いいいアルバムです。
楽曲も全曲メロディーはもちろんアレンジ面でも納得できるレベルです。
数曲Asriel中でかなり高い部類に入る殺傷性をひめたキラーチューンも収録されています。
「綻びし華」はかなり強烈でした!
(だが彼らだけでリアレンジしたらどうなるんだろうかとも考えました…俺はひねくれているんでしょうか)
ですが、Asrielにしてはおとなしいポップな曲も目立つのと、新曲が少ない(2曲)ところを見ると、
レーベルの商業主義が見え隠れしてあまりいい印象はしませんね。
さもなくば、ライブに向けて無理にリリースしたんでしょうか
それでも印象はよくないですね。
そして、かつての5thの黒瀬さんの演奏のほうが音質がよかったなんではないかと思ってしまいました(笑)
ギターラインはテクくはないけど丁寧でしたしね。
…と言うことで☆は四つです。
インディーズ曲生音源化帰還は別のアルバムで大々的にやるといいでしょう。
まとまりの内文ですみません。
しかしなにはともあれ、とにかくお勧めです。
日本語詞、フィメールVo、ダークな音楽、シンフォゴシックが聴ける人は聞く価値ありです。
声には癖があります。人によってはいやに感じることもあるようです。
が、エモく歌って上手いですので、聞き込んで慣るべきです。
(私には普通に癖は気にならなく、むしろいい声だと思いましたけどね。)
追記します。
この作品は、シンフォニック、クラシカル、ゴシック、ダーク、透明感な要素を有しています。
メタル寄りではありますが、メタルではありません。
結果としては、買うのをためらっているインディーズ時代からのファンは買って後悔するかもしれません。
新規の人々はここを入り口にするのがちょうどいいんではないでしょうか。
彼らの、出回ってる音源のすべて(正確には、1st、2ndは廃盤でリアレンジ再録盤)が手に入ります。
つまりインディーズにありがちな(当社比)過去音源のてにはいらない生殺し状態が回避できます。
なので、彼らに興味がわいた方はインディーズ作品も一緒に手にとることをお勧めします。
KOKOMI嬢の声の癖についてですが、
具体的に言いますと、細かいところで震えています。
少しのサスティンで震えています。
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