クラシックギター界の至宝、福田進一による映画音楽集。 クラシック界では工藤重典とのデュオアルバムをはじめ、 シャルル・デュトワとの「アランフェス協奏曲」など その活動を知らぬ人はいない有名人である。 しかし、昨今はジャズやワールドミュージックなど その他のジャンルにも精力的に進出し大きな成果を挙げている。 今まで、アルゼンチンタンゴやブラジリアンミュージック、中南米音楽と、 様々な形でクラシック以外の音楽にも取り組んできた福田だが、今回は映画音楽である。 1曲目「イル・ポスティーノ」2曲目「ひまわり」とイタリア映画の名曲が続き、 8曲目アリ・バホーゾの「ブラジル(ブラジルの水彩画)」 更に13曲目ピアソラの「忘却(Oblivion)」 14曲目チャップリン「エターナリー<ライムライト』より」 で締めくくられる。 様々なゲストが立ち代り作られるアコースティックサウンドは まさに映画音楽のジャンルを越えた音楽ということが出来るだろう。
きっと再録音するだろうと思っていたが、やはり実現した。旧版は、彼らしい、颯爽と、一気呵成に突き進むスタイルだが、新版は丸くなったというか?少しルバートをかけて、音楽に若干の柔らかさを持たせている。噛んで含めるような演奏と言えばそうだが、いささか拍子抜けしたのも事実。それでも節々に、考え抜かれた歌があり、次元の高い内容である。だが、私としては、これはまだまだ通過点だと思うし、当然彼自身そう感じていると思う。次回は、シャコンヌも絶対入れてもらいたい。
こういうクラシック大安売りみたいなのってあんまり好みじゃない演奏ばっかり入ってたりすることが良くあるんですが(私の場合は)、これはすごーく好みだった。全体的に。
特に5枚目、6枚目が好みです。
6枚目の#4のヴィヴァルディの春が個性的で面白いなーーと思いましたよ。
Hdurに入る前のアドリブが。カッコイイ!チェンバロとたぶんソロバイオリンかな?
演奏時間をちゃんとスコア既定の3分で収めようと思ったらこんなに速くなるのね…と、びっくりしました。
あと5枚目の#5のハンガリーが最高。あんなかっこいいハンガリー初めて聞きました!
いや、もちろんハンガリー自体がすごくかっこいいと思いますけど!
ほかにもいっぱい素敵な曲が盛りだくさんです。
と、以上素人発言でした。(笑)
クラッシックと映画音楽のゆったりとしたメロディーが体の疲れをほぐします。特に肩コリにはいい感じ。美しい音楽に思わず目をつぶると瞬く間に夢の世界へ・・・。というわけでCDを順番にかけるとなかなか最後まで聴く事ができないので、時々はシャッフルしたり、途中からかけることをおすすめします。
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