堺屋太一の名言集
堺屋太一 最新動画


第三の敗戦

第三の敗戦−何を意味しているのか、直感できる書名。確かに、国家予算の半分の税収もないのだから、「敗戦」という表現に違和感はないであろう。
著者は、幕末と太平洋戦争の敗戦をそれぞれ第1と第2の敗戦と位置づけ、今次の震災を3番目としており、優れた歴史認識力を今の危機的状況の日本に当てはめ、鋭く分析している。中でも、日本人の作る組織について、組織の存続自体が目的になり、仲間内での競走はしなくなり、人事は誰の目にも明らかな事柄、即ち入省年次等の組織に入った順番によって決まる、という指摘は、勝ち目のない戦争をするという、理解しがたい行動を簡潔に説明しているし、ソニーが没落しサムスンが隆盛していることの説明としても納得のいくものである。
また、過去2回の敗戦から復興する際、倫理と構造を転換したと言うが、その敗戦に至る過程は今回も含めて共通しているようだ。即ち、官僚支配による社会の硬直化ということらしい。
著書後半の、現在の日本に対する提言の部分は、概ね彼の従来の主張の繰り返しである。少々難を言えば、「倫理」や「構造」がそれぞれの時代ごとにどのように変遷していったのか、という説明が明確でなく、「美徳」や「コンセプト」という言葉も織り交ぜているので混乱し、分かりづらい。人口減少の要因について、彼は従来、性モラルの低下としていたが、工業化による晩婚化としているところは、主張を変えたのかもしれない。



大阪維新 角川SSC新書 橋下改革が日本を変える (角川SSC新書)

まずは、内容はどうあれ、大阪そして日本の明日の為にこのような議論がなされることは大変良いことではないか。
大阪は日本の問題点を集めた縮図のような場所であり、大阪で起こる問題は、その後、東京やその他地方でも起こりかねない。
そういう意味でも大阪人以外の方も今後の大阪のあり方を注視すべきである。
本書で特に読むべき場所とは6章7章だ。時間がなくても、ここだけでも読みたいところである。
個人的には本書にある戦略は納得出来るものだ。次は戦術に落とし込み、そして実行せねばならないが、その為には民意を得る必要有る。
リーダーシップのある政治家がグイグイ政策を進めるのも、この重たい大阪には必要かもしれないが、真の成功と持続した発展の為には
多くの方が議論に参加しその内容を深め、理解と共感を広めることが望ましい。



日本を創った12人 (PHP文庫)

歴史上に存在した人物、架空の人物などなど、筆者が現代日本に
影響を与えていると考える人物を、独自の視点で解説していきます。

その解説の視点が、会社組織になぞらえている点が特に秀逸ですが、
さまざまな現代日本の根底に流れる考え方や行動様式など、
読むにつれて、改めてわれわれが長い歴史の上にたっていることを
再認識させられます。

それは誇れる部分もあり、反省すべき点もあります。

これからの日本の行く末を考える上で、一度は読んでおきたい
本だと思います。



歴史の使い方 (日経ビジネス人文庫 グリーン さ 3-6)

 歴史をどう見るか、どう活かすかについて論じた作品である。
 石田三成の生き方から読み解くプロジェクトの進め方や理論歴史学などについての読み物も多く楽しみやすい。
 また、著者独特の歴史観も垣間見ることが出来る。素晴らしい歴史への導入書となっている。



「維新」する覚悟 (文春新書)

この本は、氏の「第3の敗戦」「緊急提言 日本を救う道」の延長線上にあるのだろう。250ページの新書にしては扱う範囲は広い。維新八策に沿っての記述か。新政権の方向が固まる前に、また今年の参院選前に、と云う時期・スピードを重視した出版かもしれない。
今回の選挙について著者は、民主惨敗・自民復活・第3局頭打ち、には民主と第3局を嫌う官僚(?)が絵を描いたと見る。「9つの真実の上に1つの嘘を積み重ね、全体の結論を誤った方向に導く」官僚の常套手段。つまり「今解散するのが民主に有利」と吹き込んで民主と第3局の伸長を阻止したと。ナルホドである。
氏の訴える改革の1丁目1番地はまず公務員制度改革、引き続いて中央集権打破(地域主権型道州制にすべき)と述べる。その土台を直さねば、教育・貿易・エネルギー・財政再建と社会保障の課題に当たるにも官僚に情報操作され後退あるのみ。改革の順序を間違えねば、明治維新が「改革の素人たち」でも成功できたように今回も成し遂げられるとする。

同じく官僚独裁を最大の弊害とし、「政治的説明責任中枢の不在」も日本の課題とするウォルフレン氏の分析も鋭いが、著者は「元当事者」として弊害を生み出すメカニズムを詳しく記している。
入省時にそこが「本籍」となり、出向を繰り返しても、出世は「仲間受け」即ち「本籍の省益!」であるから、仕事を増やし、当然予算を増やし部署を増やし・・という無駄使いは止まらない、と説く。
、、、確かに事務処理能力が高く計算能力の高い(縮めると、計算高い)官僚たちは、個々の能力は高く・個人の人格は異常ではない(だろう)にも拘らず、残念な事に今の日本で最も問題視、あるいは軽蔑される集団に成り下がっている。一方「お代官様を籠絡する越後屋」たちにも問題はある。これは人類普遍の課題であろうから、システムや法規の課題であろう。
厚生行政(本来は国民の命と生活を守る役所なのに)での大問題だけを見ても、薬害エイズ、C型肝炎、B型肝炎予防接種アスベスト、AIJ投資顧問(投資のズブの素人が600人以上天下っていた事実は記憶に新しい)などなど、枚挙に暇が無い。理由は能力の有無という事ではなく、天下り先企業や業界団体、そこへの天下りOB達からの有形無形のプレッシャー(というより生殺与奪の縛り)で主に「不作為」による過失、隠蔽体質が国民の安全より彼らの利益を優先するからだと評者も思わざるを得ない。政官財癒着による、多少の不効率や甘い汁、というレベルではない、、
人ごとではない、あなたや私や、家族や子々孫々を含めた全国民の生活、健康、生命が顧みられていないのですよ!

鋭い指摘と提言は随所に見られる。
'1.公務員改革:明治維新にならい、まず版籍奉還(公務員改革)。現在の省庁別採用を改め、内閣一括採用にすれば省益に走らなくなる。そして政治主導を行い、内閣が官僚の働きを指示・評価する。又、時代の要請に応えられる様に、10年で2割ほど人員を入れ替え(外部と)、20年で4割ほど入れ替えると提案している。良く聞く話だが、東大の先輩が後輩をその省にスカウトする際「我が省では生涯賃金◯◯億だよ」と口説くそうである。当然天下りの給与と退職金も込みである。金目当ての人は居て欲しくない。私見では、大量の超過勤務は減らす方策を立て、廊下(?)トンビなどの慣行も止めるべきである。

'2.中央集権打破:戦後日本の税収は6割が国、4割が地方になっているが、それは所得税と法人税が国に入る制度だからであり、翻って、業務にかかる費用は地方が6割。その差額を地方交付金という紐付きの金で埋め、それによって地方を支配している。ぼったくりバーと同じで、「地方が注文もしない品物を出して分担金を請求し、明細も出さない」しくみもある。地方主権にすれば、その地域で本当に必要なものから順に予算を使う様になる。「ニア・イズ・ベター」(当事者裁量)しかない。

'3.教育:年代別人口差の為、教師の採用倍率は年度により2〜30倍もの開きがあり、かなりのバラツキや不適格者が生まれる。教師の質を担保する為に、2年連続D評価であれば、研修か解雇、と述べている。
しかし、私見ではどう評価するかが問題であろう。例えば校長や教頭が評価するなら教師は評価者の顔色を常に窺い、生徒そのものに向き合わないだろう。例えば進学率を指標にするなら、生きる為の力を育んでやる事よりも、近視眼的な受験テクニックに走るだろう。既に現場の教師が上層部・更に監督者の責任逃れの為の「書類仕事」に忙殺され、生徒そのものを見る時間も教育内容・技術の向上の為の時間も制約されている点も勘案する必要があるだろう。

'4.貿易(開国と書いている)について:農水省の発想の根本は食糧難の1940年代ベースであり、陳腐化していて役に立たない。「カロリー自給率」ではカロリーの少ない野菜や果物は無視し、畜産は盛んになればなるほど自給率は低下するという奇妙な算出方法もいまだ残る。輸入する「餌のカロリー」に比べ生産される肉や乳製品のカロリーは遥かに低いのでプラスマイナスで大きなマイナスに成ると云う馬鹿馬鹿しさ。

'5.エネルギー戦略について:日本社会は危機に備えのない状態で、「官僚の作った規制を守れば『絶対に事故はない』」という前提で国家も社会も個人の生活も組み立てられている。
英米では、「これだけの対策なら事故は1億分の1、更にこれを加えれば100億分の1」という「確率論」で、常に事故が起こった時の為の訓練や見直しを継続している。

'6.電力については、太陽光が最優力で発送電分離と料金体系の自由化を要すと述べ、それらの導入・拡大の為の税制上の手法まで具体的に記している。エネルギーについては、エイボリー アダムス氏の提言「新しい火の創造」などの提言が群を抜いていると思うが、可能な事は全て取り組んで欲しい。
財政再建と社会保障について:公正な徴税方法、及び医療への株式会社参入と混合診療を提言している。また、今の「官庁別法人」認可制を廃止せねば、例えば厚労省管轄下の医療法人や社会福祉法人は経営の素人である医師の院長が、(又は国公立・大病院なら天下りの公務員が事務長になり事実上運営・・更にまずい)経営せざるを得ず、医療もIT化が必要な分野なのにIT技術者などは医療機関で院長などの幹部には成れない、等と述べる。

教育・貿易・エネルギー・財政再建と社会保障については、現状分析や例証のボリューム、方策の比較検討やコストベネフィットなども言及が有れば、より説得力が増すかも知れない。
ウォルフレン氏は、維新の会は官僚OBがコーチしているから官僚独裁打破は無理、と述べているが、戦いでは「彼を知り己を知れば・・」である。相手を知るには又とないアドバイザーであろう。



堺屋太一の名言集


堺屋 太一(さかいや たいち、1935年7月13日 - )は、日本の作家・評論家・元通産官僚・経済企画庁長官(第55〜57代)・元内閣特別顧問。株式会社堺屋太一事務所および株式会社堺屋太一研究所の代表取締役社長。様々な博覧会のプロデューサーとしても活動している。 本名は池口 小太郎(いけぐち こたろう)であり、ペ...
堺屋太一 関連情報
【1000円以上送料無料】図解大阪維新とは何か/堺屋太一/上山信一/原英史

僕の人生もそのあたりがピリオドかな(笑)

[組織][読書]名著『組織の盛衰』堺屋太一

政治●憲法記念日にあたって

大阪都構想の最高顧問が堺屋太一氏だそうですが、やや不安です。正確に教えて下さ...

堺屋太一氏の評価は? 2008年大阪府知事選にあたり、 堺屋太一氏が橋下氏と帝国ホ...

【送料無料】 堺屋太一の青春と70年万博 / 三田誠広 【単行本】

【中古】 平成三十年(上) 何もしなかった日本 /堺屋太一(著者) 【中古】afb

東京と地方の不平等均衡について

堺屋太一をどう思いますか?

堺屋太一の本でお勧めは?初心者です。

堺屋太一氏

★人気動画★
スノボキャリア

スノボキャリア

TERZO スキースノーボード専用キャリア「AXLER」操作方法



井ノ原快彦

井ノ原快彦

v6 10年 アニバーサリー 温泉



ドッジ弾平

ドッジ弾平

炎の闘球児 ドッジ弾平 第1話「誕生!炎の闘球児」前編



キングコング

キングコング

キングコング



ジョーズ

ジョーズ

映画「ジョーズ / JAWS」ブルーレイ発売中 60秒トレーラー



1=2

1=2

1, 2 Step



ドラゴンクエストVI 幻の大地

ドラゴンクエストVI 幻の大地

#29【カルカドを襲う魔手】ドラゴンクエストⅥ 幻の大地 実況プレイ



マレーグマ

マレーグマ

穴に頭を突っ込むマレーグマ~Malayan Sun Bear




尾崎繁美
アクアゾーン
1000万倍
☆人気サイトランキング☆
メル友募集掲示板゙☆
ケータイランキング!


[ニュース|着メロ|SNS]
[動画|ゲーム|ヤフオク]
[便利|辞書|交通]
[ランキング|天気|メル友]
[占い|住まい|ギャンブル]
堺屋太一 の最新情報!

UFOキャッチャー 銀魂 MSP 坂田銀時! ☆おまけ付☆  【miyako】

日本の巨匠④江藤俊哉・田中希代子・岩淵 龍太郎・厳本真理・吉田雅夫・安川加寿子


↓堺屋太一 の最新情報↓
堺屋太一 ニュース
堺屋太一 ウェブ