浜省の歴史を前・中・後期にザックリ分けると、本作はポップス路線だった前期のエッセンスが集約したものであると思う。この後、『Home Bound』からは現在に至るスタイルになる。 1曲目はTVCMに起用され、確か「○のヒットスタジオ」にもこの曲で出演したはず。ちょっとは売れたようである。しかしながら本作自体は余り売れず、本人曰く、どうせ周りの言うことをいろいろ聞いても売れないなら、好きなことをやってやれ、という思いで作ったのが『Home Bound』だそうである。そして『愛の世代の前に』等で徐々に評判を上げ、『Promised Land』でついにベスト10入りを果たした。 と、ここまで書くと本作は駄作か、思われるかも知れないが、決してそんなことはない。逆に、1曲1曲が試行錯誤の末のレベルの高さがうかがえ、素晴らしいポップスアルバムであると断言できる。陽があたらなかっただけなのだ。 スコーンと抜けた青空を思わせる気分爽快な1曲目、恋愛の切なさと苦しさが胸に迫る5曲目、7曲目は『北の国から』に挿入歌として起用されたが、発表時から多分10年以上経過していたと思う。にも拘わらず起用されるのは、やっぱり良いからなのだ。最後の本作タイトル曲は、浜省全ての曲の中でも、珠玉の1作だと思う。
良いですね。
抜けるようなハイトーンな歌声、気持ち良いです。
この本で最も学んだことは「問いをたてる術」でした。
わかりきっていると思い込んでいる総てのことについて、あえて問いをたててあらためて考えてみることの意味を教えてもらいました。
14歳を迎える甥に贈ろうと思って購入し、先に読んでみたのですが、40代の私でも行を後戻りして読み直した箇所がたくさんありました。
所々で誘導的な論理もありましたが、「思う」と「考える」の違いを明確にさせることの重要性を伝えるためには必要な手段だったのではないかと思いました。
時を隔てて読んでみる度に、受ける印象、抱く疑問、納得できる実感など、受け止め方は変化してゆくのだろうなと思いました。
14歳の心にどのように響くのかはチャレンジではありますが、若い時にこのような著作に触れて自分なりに様々なことについて「問いをたてて」「考えてみる」きっかけになることを願って贈りたいと思います。
"人はいかにして生きるべきか" そんな問いに対して、田坂広志が投げ込む直球ど真ん中のメッセージ。
本当に伝えたいと思っているからこその素敵な言葉たち。 行間の多さもこの本の素敵な魅力です。
しっかりと前を見て歩もう。 そして、最高の人生だったと胸を張れるように生きよう。 そんな思いがこみ上げてきます。 何度読んでもそう思えるから不思議です。
出会えたことに感謝したい一冊です。
表紙のデザインと中身にある豊富な写真、他の自己啓発本とは一線を画すものであり、
興味を惹かれ購入しました。この本では、読書に対し方法論ではなく問い掛けをして、
自己を見つめなおすきっかけを与えようとしています。
私は、冒頭にある二人の男の将来の違いを生む言葉、
「君たちはなにをしているんだ」
⇒Aさん「レンガを積んでいる」
⇒Bさん「教会を造っている」
にすごく気づかされたものがありました。
自分が仕事をしていく上で意識しなければいけないことが、
少ない文章のなかに詰まっています。
|