主人公が監督カラックスを体現しているようです。 時々何のためにあるのか分からないシーンがあります。カラックスが入れたいが為に入れたような。 レオス・カラックス監督の初めての映画なので、やりたいことは全てやったというような、ある種やりたい放題の映画ですが、不思議とそれが面白いです。
ドンナはスペイン行きの船上で、素敵な少年に出会い 一目惚れをしてしまうのですが、なかなか彼に会う事が出来ず 話しかける事すら出来ないでいました。 同じ船上で、マークは素敵な少女に出会い、一目惚れ。 しかし、シャイなマークは彼女に話しかけられないでいました… 書き出しはドンナの視点から語られて行くのですが 次の章は、同じ時の事をマークの視点から語られていきます。 Girl Meets Boy と Boy Meets Girl 二人とも、とてもシャイでまっすぐで… どうなってしまうのかと、ちょっとドキドキしてしまいました。 工夫のある終わり方で、読み終えた後に 詳しくは語られていないあるシーンが頭に浮かび きっとあのシーンではこんなやり取りをしていたんじゃないかな… と、勝手に想像をふくらませてしまいました。 コミックのような形式の挿絵で、所々、噴出しがあったりして なかなか面白かったです。 語彙300 総語数1900 SSS難易度レベルは1です。
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