発売日当日に店頭で見かけるも、表紙・裏表紙の瞳があまりにくりっくりでスルーしてたのですが、某ニュースサイトのあおりを見て買ってみたら、本文のほうは見やすく普通に画力の高い印象を受けました。
帯紹介文からおバカなえっちぃ系かなーと思ってましたが、ヒロインの心情描写が巧みで、何より「ひよこ形態」の扱い方が上手い。
ひよこ→人間化で終わりではなくひよこに戻る場面もあるため、「見た目が人間でもひよこらしさ」が「見た目がひよこでも人間(ヒロイン)らしさ」が垣間見えます。
そもそも絵的にひよこをそのままひよことして見る分にも十分に可愛さがあるのですが、その逐一の行動が主人公を思ってのものだと思うともう・・・ッ
画力の高さもさることながら、キャラの表情の豊富さも良いし、ひよの献身さとたまの妹キャラっぷりがGJです。
女流剣術の一派、早乙女流の跡継ぎである早乙女薫は男である。そのため幼少のころから女装と女性としての生活を余儀なくされてきた。
そんな生活にピリオドを打つべくやってきたのが聖ダリア女学院(もちろん女子校&全寮制)、入学早々薫は生徒会長選挙に立候補を届け出たのだった。
選挙戦開始・いつき初V正常位→選挙対決'@水着対決(綾矢初V後背位)→選挙対決'Aセクシーコス対決(伊織手→初V座位)→選挙対決'B王子様剣術対決(静流F→πF→初V騎乗位)
→4人の執事プレイ(伊織足→いつきV→綾矢V→伊織V→静流V)
生徒会長になって3年生まで在位し続けることが女装生活終了の条件、ということでいつきから順番に対立候補ヒロインを攻略する流れ。各ヒロインを籠絡した形で自陣営に加えていくので、そのたびにいつきを始めすでに薫陣営にいたヒロインたちといざこざを起こすのがリズムを生んでいてなかなか楽しい仕上がりでした。
ひよひよによる各ヒロインとの行為部分の挿絵がいちいち効果的な点もいいと思います。デザイン的にも和装+ショート+百合という茶道部部長の伊織が意外性があって好きでした。
日本の教育は、共通の価値観を持つように指導する一方で、世間は個性ある人材を求める〜みたいな風潮
矛盾しているよね、みたいな事をツラツラと書いている
知識は、自分がそれを受け入れるアンテナを張っていなければ、素通りしてしまう
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