オリジナル発表は1993年。美しい効果音を強調したシングル・ヴァージョンと、サイケで打ち込みを強調したアルバム・ヴァージョン。更に「シェイプレス」のRemixも存在する。今回が4度目のアレンジとなる。 テレビアニメ「トリニティ・ブラッド」の主題歌に抜擢されたことに伴い、再シングル化となったもの。カップリングは「darker than darkenss ツアー」時のライヴ。シングルにはなっていないが名曲として知られる「ZERO」や、B面にしておくのは勿体ないと言われた「六月の沖縄」のライヴが聴けるのは嬉しい。 作曲は星野英彦。尖っている今井寿の曲に比べると正統派・メロウなことで知られるが、星野の曲もまた素晴らしく、作曲者が二人いることがBUCK-TICKの一つの強みにもなっている。また、今回、星野英彦はギターでなくキーボードを弾いており、このフレーズが実に素晴らしい。楽曲に応じて編成を変えられるというのもBUCK-TICKの魅力の一つなのだ。 "bloody trinity mix" とあるように、ヴォーカル・演奏はオリジナル通り。あくまでミックスだけが違う。打ち込みによる効果音・ノイズが乗っているため、音像としてはアルバム・ヴァージョンに近い。フワーーっと包み込むような優しい音色だったオリジナル・シングルの方が個人的には好きだが、楽曲は間違いなく名曲レベル。 オリジナル歌詞カードが縦書きだったことからも分かるように、日本語「だけ」で書かれているのも特徴で、きちんと作り込んだ内容に好感が持てる。 ♪鏡の前で君とまどろむ 薄紅の指先 ♪その手は不意に弱さを見せて 唇をふさいだ ♪僕はなぜ風のように雲のように あの空へと浮かぶ羽根がない 詞も素晴らしいし、メロディーも一流。ダークなイメージだけで避けている人は是非一度、彼らの世界に触れてみて欲しい。
やはり高すぎる値段が問題です。各DVDに2話ずつだけ収録されているのに...。それに、ヒロインのエステル役の能登麻美子さんの演技にがっかりしました。原作のエステルはもっと明るくてしっかりしているキャラクターなのに、アニメのエステルは何か暗くて無能な感じがします。能登さんは前作のスクールランブルの塚本八雲役や犬夜叉のりん役はよく消化したが、エステル役には全く似合わないので、残念です。 でも、トリニティブラッドの大ファンだし、コレクターズエディションの特典やBGM、そして作画自体は気に入っているので、全巻購入するつもりです。
今まで原作(小説)に沿って進行されてきた物語ですが、 この巻に収録されている第五話はアニメ版オリジナルストーリーです。 原作の小説では、本編ともいえるReborn on the Mars(エステルの物語)と Rage Against the Moons(本編の過去、AXメンバーの物語) という異なる時間軸の物語が別々に展開されていますが、 アニメ版はその別々の物語の融合型です。 そのため小説ではエステルが登場するときにはすでに死んでいるAXメンバーが、 アニメでは出会ってしまう、という矛盾を埋めるために創作されたのがこの第五話です。 小説では語られることの無かったアベルとカテリーナの「出会い方」、 そしてエステル登場の時には死んでいるはずのAXメンバーがアニメで見れたのは なかなか感動しました。 この第五話は必見ですよ。 第六話は再び原作に沿った形となり、神父ユーグの物語となります。 かなり暗い話ですが、なかなか良い出来でした。 ただ、神父ユーグの武器が原作では某剣客漫画よろしくの一本の鞘から二本の小太刀というモノ だったのですがアニメでは普通に一本の剣になっていたのは残念です。 でも、原作を知っている人からすれば一番面白かった巻ではないでしょうか?
買う前は
描き下ろし2点だけかぁ・・・
コミック内で(色なしでも)見られる絵なら改めて買わなくても・・・
と、購入を躊躇っていました。
九条さんの絵は本当に綺麗で
善悪全ての登場人物達がそれぞれに美しく魅力的です。
巻頭の見開き描き下ろしアベルクルースニクを見られただけでも良かったです。
個人的には、アベル×エステルの絵をたくさん見たかったので
描き下ろしがそうでなかった事と、描き下ろしが少ない点で、星4です。
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