炊きあがりはお米が膨らんでる感じがしましたが、臭いもなく、お弁当でさめても美味しいです。
何でだろう。読みながらこんなにぼろぼろ涙が出てくるのは。
寛平さんがアースマラソンをする前、もしくは、途中かな?そんな時かに、「東に向かって出発したら、西から戻ってくる」と、言ってたことがありました。
個人的にものすごくこの言葉が頭に残っていて、寛平さんって相変わらず、しょうもないけど、おもろいこというなあ、と思っていました。
アースマラソンについては、他の方に比べれば、それほど毎日ブログなどでチェックする者ではありませんでしたが、心のなかでずっと「今頃どこ走ってるんかな〜」とか、「体、大丈夫かな〜」と思っていました。
本の内容は、寛平さんの日記形式で、アースマラソンのことが綴られていきます。
太平洋横断での同船者の方との関係、アメリカ大陸横断での多くの人との出逢い、アメリカ大陸横断の時に知った親友忌野清志郎さんの訃報、大西洋横断から、ユーラシア大陸横断でのアクシデント、そして、病気、そしてまた走り続けていく過程、ユーラシア大陸各国での出逢い。そして、ゴール。
それらは僕が実際に体験したことではないのに、寛平さんの言葉を通じて心に染みてきました。
寛平さんという人間を通して、ありきたりな表現ですが、人と人との出逢いは凄くて強くて深くて、お互いに影響しあっている、そしてそれが強い結びつきなっていくということを感じました。
ところどころ笑わしてくれるところもありますが、それらもひっくるめて、涙でいっぱいでした。
最後に。
あとがきの後半の文集は、寛平さんからの大事なメッセージだと思います。
アースマラソンをして肌で感じて、心の底から出てきている言葉だと思います。
しっかりと受け止めましたよ。寛平さん!!!
私は昔、ラジオから流れたオール巨人の「あんじょうやりや」を聞いて感動し、シングル盤を買いにレコード屋さんに走ったことがある。男が外出先からアパートに戻り、部屋の明かりをつけると、一緒に暮らしていた女の荷物がなくなっている。この曲は、全編その男のしみじみ切ないモノローグを巨人が熱唱するきまじめで美しい音楽である。今まで苦労をかけたけど、これからうまくやって行けると思っていたのに、そんなときに出て行ってしまうなんてお前は本当にアホや、という趣旨の呼びかけと、天神祭りに出かけたときの情景などがあって、ラストは「あんじょうやりや、元気でやりや」「あんじょうやりや、ええ奴探しい」と結ばれる。歌謡曲の中には、時々埋もれた真の名曲というものが現れる。オール巨人のこの歌も名曲だ。だが、CD化されることはおそらくないだろうと、私は考えていた。それが思いもよらぬ形で、オムニバス盤の中で甦った。ありがたいことである。色物・企画物であったとしても、CD化されることは本当にありがたい。寺島まゆみさんの作品もCD化されないだろうかと痛切に思う。
間寛平氏と、吉本興業・元マネジャーだった比企氏が、陸はマラソンと海はヨットで、世界初の試み、世界一周を、みごと成功。吉本興業子会社、資本金1億円の吉本デベロップメンツの社長でもある比企氏が、前立腺がんとも同居しながらの冒険旅行よろしく、淡々と足を進めるわれらがカンペイちゃんの心の動きを綴る1冊。アメリカ製のマニアックなヨット・ブリストルチャンネルカッター28での航海も、決して順調ではなく、エンジントラブルや夜間の暗闇の恐怖心が、伝わって来そう・・・。
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