内容は伝わってこないし・・・価格が価格なので二の足、三の足踏んじゃいました・・・BEATLES関係者の興味ある回想本が何冊も出ているし・・・二冊買えちゃう・・・
まして「LIVEパンフ」は不満だったし・・・DVDは絶対買うし・・・
「ウ〜ん」状態だったです
しかし、一番欲しかったもので高価格も吹っ飛びました!
映画「SMB」のインタビュー・活字バージョンと未販売録音2曲ですが・・・
「これ、いいです!」
12月30日から何度も何度も読み返しています。
写真集は「LIVEパンフ+α」だからちょっと・・・残念。
私、ミカバンドのLIVEリアル・タイム参加派ですから・・・。
この頃僕は中学生。 生まれて初めて行ったコンサートが高中正義で、高校入学とともに"YAMAHA-SG-1000"をローンで買いました。 高中の代表作でもある"虹伝説" これが完璧すぎて、二作目はちょっとねえ・・・ サポートメンバーも最高で永久保存盤ですな。 キーボードの小林泉美さんの可愛い事といったら!!!
余談ですが、"ギター・ファンタジア"も是非DVD化してください。
セックス・ピストルズの「アナーキー・イン・ザ・UK」を
聴いて「タイムマシンにお願い」を思い出すのは、
私だけじゃあないはず。
どっちもクリス・トーマスのプロデュース・エンジニアリング
ですから、似て当然ですけど、
あの革命的と呼ばれた曲の一つのルーツが、
遠く離れた日本のバンドの曲にあった、
という事実が痛快です!!
(ピストルズには日本の外タレ事情と、
ニューヨーク・ドールズを小馬鹿に
した「ニューヨーク」という曲があります)
加藤さんがライバル視
していた、ティンパンアレー系と違って、
「こんなもんでしょ?」
とかる〜く海外の音楽に追いついた、
ヘタすると追い越した、という感じが
かっこいい!!
流した汗と研究しました、という姿勢は
見せないあたり、加藤さんやユキヒロさんの
後のダンディズムに通じますね。
「塀までひとっとび」とか、
ウルフルズが最高にファンキーだなんて
思ってる、若い子たちに聴いてほしい。
ブッ飛ぶよ!!
こういう企画に自分の好きなアーティストが入っていないと、たいていの人はがっかりすると思います。
だから、批判も多いのでしょう。ただ、やはり、私は専門家の意見はそれなりに尊重すべきだと思います。
素人のひとより、かなり多くの枚数を聞き込まれていると思うので。わたしも、70年代はちょうど中学の頃ですが、
実際聴いていたのは、小椋佳の“彷徨”とか“残された憧れ” 風、井上陽水、ユーミン、グレープそんなところ。
きっと多くの当時の日本人もそんな感じだった事でしょう。ユーミンや氷の世界以外は、ベスト100に入っていませんが、それはそれで良いと思う。
はっぴいえんど、シュガーベイブ、ジャックスなどは後の時代に再発見=評価されたのですよね。
当時聴いていた人の認識は素晴らしかったでしょうね。ライブに行けた人はラッキーでした。素直にそう思いますね。
こういう雑誌は私たちに対する“啓蒙”の意味もあるのでしょう。素敵なアーティスト、アルバムとの新しい出会いがあるかもしれない。
そういう、前向きな気持ちで読むと色々と伝わってきます。
ちなみに、この雑誌の中で、唯一ユーミンの“ひこうき雲”は当時よく聴いていました。天才少女の登場が眩かった。
“今の”私が1番好きなのは、鈴木慶一“火の玉ボーイ” はちみつぱいの“センチメンタル通り”と高田渡の“ごあいさつ”ですが、
こういう雑誌がないと巡り会えなかった逸品と思います。
加藤さんに関して、詳細なヒストリー、ソロアルバムも含めてキチンと追悼特集を組んでくれた番組、書籍が(私が知る限りでは)皆無でしたので、迷わず買いました。ちゃんと分かってくれている雑誌です。大変感謝してます!
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