~正直言って、冥界落語やクラブクライムの感覚で1巻を購入して、 これってどうなの?的な感想を抱いてましたが、この2巻は違う! あぁ…この人こういうの描きたかったんだな、頑張って下さい!って言いたくなりました。 ネタバレになるんで詳しくは書きませんが、純粋な愛情の行き着く先みたいな物を垣間見た気さえします。 痛いし、辛いんだけど羨まし~~い…最悪なのに幸福…巧く表現できませんがそんな感じ。 その辺のくだりの見せ方もすごく巧いのに、ありきたりじゃなくて 今までの作品から通じてのブラックな雰囲気が、ただの黒ではなく美しい闇の魅力になってきた気がします。 でもやっぱりあのハイテンション(?)なギャグも読みたいんで、☆4つで。 ※ギャグ要素はほぼ皆無です。~
リアルタイムで活躍中の漫画家さんが名作を書き下ろし、
という珍しいシリーズのようです。
表紙のキレイさにジャケ買いしましたがアタリです!
原作の良さを生かしつつ、ちゃんと「漫画」として
読み応えある作品になっているのは漫画家さんの力量ですね。
ちょっとお値段は張りますが、見栄えがするのでよしとしよう。
私は、凜野先生の冥界落語とクラブクライムが好きで光をかいましたが、
光はグロくて合いませんでした。これは系統的に光に近いと思います。
光よりグロさは落ちますが、前二者の様なギャグを期待している人には
お勧めできません。ダークさが好きな人にはお勧めです。
とても、面白いギャグマンガです。出てくるキャラクターも個性的でおもしろいです。買って損なし。
自分の理屈が通用しないものを認めたくない主人公・上嶋阿高。
激しい腹痛の後に腹部に記号のような痣ができてから、彼の平凡な日常に亀裂が走る。
突然時間が止まったり、“星座”と名乗る人間が死んだ後不思議な力を手に入れたり・・・。
腹部に痣がある者は“惑星”、顔にある者は“星座”。
同じ高校内で、上嶋は自分と同じく“惑星”である人間と出会う。
己のみのために手段を厭わない凪央晋太郎。
上嶋を愛するあまり時折狂気に満ちた行動をとる恩田秋子。
彼らと行動を共にして以降、彼の中で何かが変わる・・・。
一部グロい描写があったりするので、これはもしかしたら読者を選ぶ作品であるかもしれない。
自分も実はそういうのが少々苦手なので、「うわぁ」と言いたくなるシーンもしばしば。
でも何故か読んでしまう。嫌なはずなのに気になってしょうがない。
絵は決して上手い方ではないけれど、この作品の雰囲気を表現するには充分。
人間の内面の醜い部分をかなり鋭く深く描いているので、ぜひ読んでもらいたい。
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