手術現場で殺人がどうこうな前作「チームバチスタ」よりも
切迫した医療現場、献金、企業との癒着など現実味のある問題を扱った
本作の方がミステリードラマ以上に医療ドラマとして観ていた自分には面白かったです。
献金を巡る速水と三船事務長の対決や、速水と佐藤の信念のぶつけ合い
ひねたキャラが多いからこそ存在価値が出てくる真っ直ぐな主人公の心療内科医師・田口など
キャラクター配置とストーリーテンポのバランスは実に絶妙。
白鳥も敢えて憎まれ役を買っている事が田口視点で見えてくると中村トオルの熱演ぶりに感嘆。
メディカル・アソート関係の決着はベタな感じがしましたが
(政治家先生や事務長など敵対キャラを一掃という展開にしないところが割りとリアル?)
速水を皆の力で助けるラストは感動しました。
(彼を死なせて悲劇の主人公に仕立てたら評価はさげてました)
連ドラもおもしろかったがこのスペシャル版もおもしろい!
西島秀俊さん超カッコイイ(笑)
他の方も言ってますが身分が明かされる前に高山の部屋に居たのはおかしい。 身分が明かされてたのなら逃げる必要も無かった訳だし、、、そこんところ制作にちょっと質問してみたい。 あの展開さえなければ完璧に近かった。 けど年齢設定はやっぱり無理無理。 西島さんは今、旬だからかなりいいです。 「誰も幸せになれない結末」そこが重要。
伊坂幸太郎さんの作品が大好きで、もちろん原作も読んでいます。
あの話は、小説として完成度が高いので映像化するのはちょっと
難しいのでは・・・?と思っていました。
でも、前作「アヒルと〜」も良かったし、何より先日観た
「ゴールデンスランバー」が素晴らしかったので、手に取りました。
面白いじゃないですか!!
「ゴールデンスランバー」でも感じましたが、斎藤和義さんと中村監督、
そして伊坂幸太郎さんのタッグはものすごく相性がいいと思います。
伊坂さんが描こうとしている世界観に斎藤さんの音楽が乗ると、
映像が浮かんで、それをうまく繋いでいるという印象。
一つ一つのエピソードが細切れになっていて、最後までこのままだと
ちょっと弱いかなぁ、と感じていたら最後にあのまとめ!
うまい!
とても良い作品だと思うので、迷っている方は見ても損はないと思います。
寺沢がマジで最低クズやろうでした。
散々えぐい描写を使ってきたので、どうせならもっと寺沢を最後にいじめて欲しかった。
それだけが納得いかないです。苦しんで死んで欲しかったです。
7巻はこれから読む予定です。
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