今も大阪の繁華街として賑わっている心斎橋の昔の姿をまさしく堪能できる1冊です。全頁、心斎橋を描いたか、もしくは写した写真、絵はがき、広告、絵画、マッチラベル、チラシ、雑誌から取り上げたものですから、美術史、絵画史、写真史、デザイン史、生活史、建築史に関心のある方にはお勧めの書籍です。掲載されている図版が600点、ということですから、その数を確認するだけでも労作だというのが分かります。
筆者の橋爪節也氏や弟の橋爪紳也氏の書かれた本はどれも知的好奇心に満ちており、類を見ない編集がなされていますが、本書は特にその個性が際立っています。それぞれの図版に書かれた解説も詳しく読みやすいもので、戦前の大阪の人々の暮らしぶりも彷彿とするような図柄に覆われていました。戦前の大丸もそごうも美しいデパートでした。戦前そごうの特別食堂に描かれていた藤田嗣治の壁画「春」の写真は貴重でした。エレベーターの漆螺鈿の扉は美術工芸品でしたね。大丸は今もその懐かしい姿を留めていますが、心斎橋のランドマークとしての風格と存在ぶりは変わっていません。
小出楢重の絵画「雪の市街風景」、三木ホールで「作曲講座」を行う山田耕筰の写真、竹久夢二筆団扇なども興味をもって眺めていました。
戦前のSPレコードの音源から収録した心斎橋や大阪に関するCDが付録としてついています。毛利眞人氏の解説も詳しく興味深い記述が続きます。「大阪行進曲」「大大阪地下鉄行進曲」、大阪観光のガイドなども珍しい音源でした。貴志康一の作曲した「市場」や沢田柳吉の「月光の曲」、菊弥の木琴独奏「アメリカンパトロール」などは、近代日本音楽史の観点から聞いても貴重なCDだと思いました。
私は、CUNEの大ファンでそれがきっかけで、この心斎橋的音楽箱の青盤を購入しました。 CDを聞いて見るとのりのいい曲ばかりで、まったくしらないアーティストの曲も気に入ってしまいました。CUNEファンの人はもちろんのことポップロックが好きな人にはもってこいの一枚になっているよ!!わたしは、CUNEのほかにPieceもすっごく気に入りました。 シャカラビとかが好きなひとも気にいるとおもいます。
ほしのあき目当てで観たのだが楽しめた。 お色気もあるが、笑い、アクションなど様々な要素が満載。 出演者も様々で色々詰め込みすぎのような映画。 しかし、ドタバタ映画としてなかなか面白い。意外性にやられた。
|